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学研教育総合研究所調べ お正月にもらったお年玉 小学生では平均20,225円、中学生では平均27,499円、高校生では平均27,963円 小学生と高校生は前回調査から減少、中学生は前回調査から増加

小学生・中学生・高校生白書 小学生・中学生・高校生の日常生活に関する調査2024

株式会社学研ホールディングス


株式会社学研ホールディングス(本社:東京都品川区、代表取締役社長:宮原博昭)の調査・研究機関である学研教育総合研究所は、2024年11月6日(水)~11月14日(木)の9日間、全国の小学生の子どもを持つ保護者を対象に「小学生調査」、全国の中学生の子どもを持つ保護者を対象に「中学生調査」、全国の高校生を対象に「高校生調査」を実施し、小学生調査では1,200名、中学生調査と高校生調査では各600名の有効サンプルを集計しました。今回は、小学生調査、中学生調査および高校生調査のうち、ふだんの生活実態や生活意識に関する結果を「小学生・中学生・高校生白書 小学生・中学生・高校生の日常生活に関する調査」として公表します。


URL

https://www.gakken.jp/kyouikusouken/whitepaper/index.html


お正月にもらったお年玉
小学生では平均20,225円、中学生では平均27,499円、高校生では平均27,963円
小学生と高校生は前回調査から減少、中学生は前回調査から増加

今年(2024年)のお正月にもらったお年玉の総額(すべてを足した額)をきいたところ、小学生では平均20,225円、中学生では平均27,499円、高校生では平均27,963円でした。

平均額を前回の調査と比較すると、小学生では839円の減少(2023年21,064円→2024年20,225円)、高校生では182円の減少(2021年28,145円→2024年27,963円)となったのに対し、中学生では244円の増加(2023年27,255円→2024年27,499円)となりました。


「“推し”がいる」 小学生53%、中学生62%、高校生71%  “推し”のジャンル1位は?
小学生男子と高校生男子は「YouTuber」、中学生女子と高校生女子は「アイドル」、
小学生女子と中学生男子は「アニメ・まんがキャラクター」
“推し活”についてきいたところ、“推し”がいる人の割合は、小学生では53.4%、中学生では61.8%、高校生では70.7%となりました。男女別にみると、小学生男子では44.8%、小学生女子では62.0%、中学生男子では49.3%、中学生女子では74.3%、高校生男子では61.3%、高校生女子では80.0%と、いずれも男子と比べて女子のほうが15ポイント以上高くなりました。
“推し”のジャンルをみると、小学生男子の1位は「YouTuber」、小学生女子の1位は「アニメ・まんがキャラクター」、中学生男子の1位は「アニメ・まんがキャラクター」、中学生女子の1位は「アイドル」、高校生男子の1位は「YouTuber」、高校生女子の1位は「アイドル」でした。



将来なりたい大人像 小学生では1位「人にやさしく接している」、2位「友だちがたくさんいる」
中学生では1位「自分らしく自由に生きている」、2位「人にやさしく接している」
高校生では1位「自分らしく自由に生きている」、2位「趣味を楽しんでいる」
将来なりたい大人像についてきいたところ、小学生では1位「人にやさしく接している」、2位「友だちがたくさんいる」、3位「家族を大切にしている」、中学生では1位「自分らしく自由に生きている」、2位「人にやさしく接している」、3位「家族を大切にしている」、高校生では1位「自分らしく自由に生きている」、2位「趣味を楽しんでいる」、3位「お金をたくさん持っている」でした。
男女別にみると、小学生では男子・女子ともに「人にやさしく接している」が1位、中学生では男子・女子ともに「自分らしく自由に生きている」が1位となった一方、高校生では違いがみられ、男子では「趣味を楽しんでいる」、女子では「自分らしく自由に生きている」が1位となりました。


小学生調査 調査結果
日常生活について
  • 平均起床時刻は6:41
ふだん朝何時ごろ起きているかをきいたところ、「6:01~6:30」(26.3%)や「6:31~7:00」(42.2%)、「7:01~7:30」(21.2%)に多くの回答が集まり、平均時刻は6:41でした。
過去の調査と比較すると、平均時刻は、6:35(2020年)→6:39(2021年)→6:36(2022年)→6:38(2023年)→6:41(2024年)と、今回調査では6:40台となり2年前より5分遅くなりました。


  • 平均就寝時刻は21:40、6年生では22:05
次に、ふだん夜何時ごろ寝ているかをきいたところ、「21:01~21:30」(26.0%)や「21:31~22:00」(26.2%)に多くの回答が集まり、平均時刻は21:40でした。
学年別にみると、平均時刻は上の学年ほど遅くなる傾向がみられ、6年生では22:05でした。
過去の調査と比較すると、平均時刻は、21:42(2020年)→21:40(2021年)→21:42(2022年)→21:36(2023年)→21:40(2024年)と、21:40前後で推移しました。


  • 放課後の過ごし方 どのようなことにどのくらい時間を費やす? 最長は「テレビ視聴」で平均80分、「ゲーム」「インターネット」58分、「塾・習い事」53分、「宿題・勉強」「友だちと会話」46分、「外遊び」44分
放課後の過ごし方について、どのようなことに、どのくらいの時間を費やしているかをきいたところ、「テレビ視聴」が最も長く平均は80分となり、以下、「ゲーム」58分、「インターネット(動画視聴など)」58分、「塾・習い事」53分、「宿題・勉強」46分、「友だちと会話」46分、「外遊び」44分、「本・まんがを読む」32分、「友だちとメッセージのやり取り(LINEなど)」19分と続きました。


小学4年生以上では、「クラブ活動」に費やしている時間の平均は29分でした。


  • 放課後、遊ぶ・過ごすことが多い場所 「自宅」がダントツ
    1・2年生では「学童」、3年生では「公園・運動場」、4年生以上では「友だちの家」が2位
放課後、どこで遊ぶこと(過ごすこと)が多いかをきいたところ、「自宅」(73.8%)が突出して高くなり、「友だちの家」(23.6%)、「公園・運動場」(22.8%)、「学童」(17.1%)、「習い事」(13.9%)が続きました。
学年別にみると、1年生と2年生では「学童」が2位、3年生では「公園・運動場」が2位、4年生以上では「友だちの家」が2位でした。


  • 何をしているときが一番楽しい? 男子の1位は「テレビゲーム・携帯ゲーム」、女子の1位は「友だちとおしゃべり」
何をしているときが一番楽しいかをきいたところ、1位「テレビゲーム・携帯ゲーム」(35.9%)、2位「友だちとおしゃべり」(25.2%)、3位「外遊び」(22.3%)となりました。
男女別にみると、男子では1位「テレビゲーム・携帯ゲーム」(48.8%)、2位「外遊び」(23.3%)、3位「テレビ」(19.8%)、女子では1位「友だちとおしゃべり」(32.5%)、2位「テレビゲーム・携帯ゲーム」(23.0%)、3位「外遊び」(21.2%)でした。


  • 平日に小学生の子どもと一緒に過ごす時間 平均3.7時間
保護者に、平日に子どもと一緒に過ごす時間は1日にどのくらいあるかをきいたところ、「1時間~2時間未満」(17.9%)や「2時間~3時間未満」(17.9%)、「3時間~4時間未満」(16.0%)に回答が集まり、平均は3.7時間でした。


  • 休日に小学生の子どもと一緒に過ごす時間 平均7.8時間、前回調査から0.4時間短く
また、保護者に、休日に子どもと一緒に過ごす時間は1日にどのくらいあるかをきいたところ、「12時間以上」(33.3%)に多くの回答が集まり、平均は7.8時間でした。
学年別にみると、一緒に過ごす時間の平均は、下の学年ほど長くなる傾向がみられ、1年生では8.9時間でした。
前回の2023年調査と比較すると、一緒に過ごす時間の平均は、2023年8.2時間→2024年7.8時間と、0.4時間短くなりました。


  • 「平日に親と一緒に過ごす時間を増やしたい」小学生の34%
一方、保護者と一緒に過ごす時間に対する子どもの意識について、親と一緒に過ごす時間を増やしたいと思うか、減らしたいと思うかをきいたところ、【平日】では「増やしたい」は33.8%、「現状のままでいい」は64.9%、「減らしたい」は1.3%、【休日】では「増やしたい」は27.7%、「現状のままでいい」は69.6%、「減らしたい」は2.8%となりました。


親と一緒に過ごしている時間別にみると、平日に親と一緒に過ごす時間を増やしたいと回答した人の割合は、一緒に過ごしている時間が30分未満の人(48.1%)で特に高くなり、約半数となりました。


  • 自由な時間を過ごすとしたら、誰と一緒に過ごしたい? 1位「友だちと」、2位「母親と」、3位「父親と」
自由な時間を過ごすとしたら、誰と一緒に過ごしたいかをきいたところ、「友だちと」(65.5%)が最も高くなり、「母親と」(50.1%)、「父親と」(37.6%)、「きょうだいと」(31.8%)、「ひとりで」(12.2%)が続きました。
学年別にみると、低学年では「母親と」(1年生60.5%、2年生62.5%)と「父親と」(1年生48.5%、2年生49.5%)が全体と比べて10ポイント以上高くなりました。


  • 長期休み中、どこに旅行に行きたい? 「テーマパーク・遊園地」がダントツ
    冬休み中と春休み中では「動物園・水族館」、夏休み中では「プール」が2位
長期休みのレジャーの行き先について質問しました。
長期休み中、どこに旅行に行きたいかをきいたところ、【冬休み中】【春休み中】【夏休み中】のいずれも「テーマパーク・遊園地」(順に58.2%、60.1%、53.7%)がダントツでした。次いで、【冬休み中】と【春休み中】では2位「動物園・水族館」(29.5%、30.9%)、3位「温泉」(23.3%、15.7%)、【夏休み中】では2位「プール」(38.2%)、3位「動物園・水族館」(28.2%)となりました。


【参考】




  • 小学生の好きな食べ物 「おすし」が2000年調査以降の“不動の1位”、2位「ラーメン」、3位「ポテトフライ」
  • 小学生の嫌いな食べ物 1位「サラダ」、2位「焼き魚」、3位「さしみ」
好きな食べ物をきいたところ、1位「おすし」(36.6%)、2位「ラーメン」(28.0%)、3位「ポテトフライ」(26.8%)となりました。
過去の調査と比較すると、「おすし」は2000年調査以降、1位を継続する結果となりました。また、前回の2023年調査と比較すると、前回調査で4位の「ポテトフライ」は今回調査で3位、前回調査で3位の「カレーライス」は今回調査で4位、前回調査で5位の「フライドチキン・からあげ」は今回調査で「カレーライス」と同率4位と順位が変わりました。

他方、嫌いな食べ物をきいたところ、1位「サラダ」(18.6%)、2位「焼き魚」(17.6%)、3位「さしみ」(12.5%)となりました。
前回の2023年調査と比較すると、前回調査と同様に今回調査でも「サラダ」「焼き魚」「さしみ」が嫌いな食べ物TOP3に挙がりました。
また、「嫌いな食べ物はない」は41.7%でした。


【参考】



  • 小学生のおこづかいのもらい方 「申告制でもらっている」53%、「定額制でもらっている」49%
毎月、申告制でおこづかいをもらっているかをきいたところ、「現金で」は47.7%、「電子マネーで(ICカードなど。チャージ用の現金も含む)」は11.3%、「申告制でおこづかいはもらっていない」は46.8%となりました。
また、毎月、定額制でおこづかいをもらっているかをきいたところ、「現金で」は44.3%、「電子マネーで」は9.7%、「定額制でおこづかいはもらっていない」は50.8%となりました。
「申告制でもらっている」割合は53.2%、「定額制でもらっている」割合は49.2%となりました。
前回の2023年調査と比較すると、「電子マネーで」では申告制で5.4ポイント上昇(前回調査5.9%→今回調査11.3%)、定額制で4.8ポイント上昇(前回調査4.9%→今回調査9.7%)しました。


  • 小学生の毎月のおこづかいの使い道 1位「お菓子などの食べ物」、2位「おもちゃ」、3位「キャラクターグッズ」
    「貯金」は2022年調査の2位から順位が下がり5位に
おこづかいをもらっている人(686名)に、毎月もらっているおこづかいの主な使い道をきいたところ、1位「お菓子などの食べ物」(50.1%)、2位「おもちゃ」(28.7%)、3位「キャラクターグッズ」(26.8%)となりました。
過去の調査と比較すると、「貯金」は2022年調査2位→2023年調査4位→2024年調査5位と、コロナ禍が落ち着きをみせて以降、順位を下げる傾向が続く結果となりました。


  • 小学生が今年のお正月にもらったお年玉 もらった金額は平均20,225円、2023年調査から839円減少
今年(2024年)のお正月にもらったお年玉の総額(すべてを足した額)をきいたところ、お年玉をもらった人の割合は89.7%(「なし」が10.3%)となり、平均は20,225円でした。
男女別にみると、男子ではお年玉をもらった人の割合は89.2%、平均は19,741円、女子ではお年玉をもらった人の割合は90.2%、平均は20,709円でした。
前回の2023年調査と比較すると、お年玉をもらった人の割合は1.4ポイントの下降(前回調査91.1%→今回調査89.7%)、平均は839円の減少(前回調査21,064円→今回調査20,225円)となりました。


  • 小学生のお年玉の使い道 「貯金」がダントツ、2位「おもちゃ」、3位「ゲーム機・ゲームソフト」
    3年生以上の女子では「文房具」「アクセサリー」が高い傾向

今年(2024年)のお正月にお年玉をもらった人(1,076名)に、もらったお年玉の主な使い道をきいたところ、「貯金」(57.9%)が突出して高くなり、2位「おもちゃ」(25.0%)、3位「ゲーム機・ゲームソフト(オンライン以外)」(23.2%)と続きました。

男女・学年別にみると、3年生以上の女子では「文房具(ステーショナリー)」(3年生28.1%、4年生29.5%、5年生28.4%、6年生26.6%)や「アクセサリー」(3年生18.0%、4年生14.7%、5年生12.5%、6年生13.8%)が他の層と比べて高くなる傾向がみられました。


  • 好きな本・雑誌のジャンル 1位「まんが・コミックス」、2位「アニメ」、3位「図鑑・事典」
    低学年では「図鑑・事典」「絵本」が高い傾向
好きな本・雑誌のジャンルをきいたところ、1位「まんが・コミックス」(30.0%)、2位「アニメ」(25.7%)、3位「図鑑・事典」(15.7%)、4位「絵本」(11.8%)、5位「学習まんが」(9.5%)となりました。
学年別にみると、低学年では「図鑑・事典」(1年生24.5%、2年生24.5%)や「絵本」(1年生28.5%、2年生17.5%)が他の学年と比べて高くなる傾向がみられました。


  • 「今、悩んでいることがある」小学生の2人に1人
    悩み事のTOP2は「学習に関すること」「学校での友だち関係」
今、悩んでいることがあるかをきいたところ、1位「学習に関すること」(20.0%)、2位「学校での友だち関係」(19.0%)、3位「学校での先生との関わり」(8.5%)となり、「悩み事は特にない」は49.3%、悩み事がある人の割合は50.7%でした。小学生の2人に1人が、何らかの悩みを抱えながら毎日を過ごしていることがわかりました。
男女・学年別にみると、悩み事がある人の割合が最も高くなったのは6年生の女子(61.0%)でした。


  • 「不安や悩みがあるときでも相談しない」小学生の8人に1人
不安や悩みがあるときに、誰に相談するかをきいたところ、「母親」(73.5%)が突出して高くなりました。次いで高くなったのは、「父親」(38.5%)、「友だち」(19.2%)でした。また、「相談しない」は12.5%、相談する人の割合は87.5%となりました。


  • 「推しがいる」小学生の53%
    推しのジャンル 男子の1位は「YouTuber」、女子の1位は「アニメ・まんがキャラクター」
“推し活”について質問しました。
“推し”がいるかどうか、いる場合は“推し”のジャンルとしてあてはまるものをきいたところ、「推しはいない」は46.6%、推しがいる人の割合は53.4%となりました。“推し”のジャンルをみると、1位は「アニメ・まんがキャラクター」(16.2%)、2位は「YouTuber(VTuber除く)」(15.7%)、3位は「アイドル」(7.6%)、4位は「スポーツ選手」(6.6%)、5位は「マスコットキャラ」(6.1%)でした。
男女別にみると、推しがいる人の割合は女子では62.0%と、男子(44.8%)と比べて17.2ポイント高くなりました。女子には、“イチオシ”の存在がいたり、推し活に取り組んだりしている人が多いようです。また、推しのジャンルは男子では「YouTuber(VTuber除く)」、女子では「アニメ・まんがキャラクター」が1位でした。


  • 将来、どのような大人になりたい? 1位「人にやさしく接している」、2位「友だちがたくさんいる」
将来、どのような大人になりたいと思っているかをきいたところ、1位は「人にやさしく接している」(27.8%)でした。次いで、2位「友だちがたくさんいる」(21.4%)、3位「家族を大切にしている」(20.4%)、4位「自分らしく自由に生きている」(20.3%)、5位「お金をたくさん持っている」(16.8%)となりました。
男女別にみると、男子・女子ともに1位は「人にやさしく接している」で、男子では「友だちがたくさんいる」と「お金をたくさん持っている」が同率2位、女子では「家族を大切にしている」が2位でした。


中学生調査 調査結果
日常生活について
  • 平均起床時刻は6:44、起床時刻が遅くなっている傾向が継続
ふだん朝何時ごろ起きているかをきいたところ、「6:01~6:30」(24.5%)や「6:31~7:00」(35.8%)、「7:01~7:30」(23.7%)に回答が集まり、平均時刻は6:44でした。
過去の調査と比較すると、平均時刻は、6:22(2017年)→6:39(2020年)→6:42(2023年)→6:44(2024年)と、起床時刻が遅くなっている傾向が継続する結果となりました。


  • 平均就寝時刻は23:02、上の学年ほど遅くなる傾向で、3年生は23:22
ふだん夜何時ごろ寝ているかをきいたところ、「22:01~22:30」(17.3%)や「22:31~23:00」(22.2%)、「23:01~23:30」(18.0%)、「23:31~24:00」(16.2%)に多くの回答が集まり、平均時刻は23:02でした。
男女別にみると、平均時刻は女子では23:10と、男子(22:54)と比べて16分遅くなりました。
学年別にみると、平均時刻は上の学年ほど遅くなる傾向がみられ、3年生では23:22でした。


  • 中学生が今年のお正月にもらったお年玉 もらった金額は平均27,499円、2023年調査から244円増加
今年(2024年)のお正月にもらったお年玉の総額(すべてを足した額)をきいたところ、お年玉をもらった人の割合は94.7%となり、平均は27,499円でした。
前回の2023年調査と比較すると、平均は244円の増加(前回27,255円→今回27,499円)となり、学年別にみると1年生は127円の増加(前回25,158円→今回25,285円)、2年生は670円の減少(前回28,455円→今回27,785円)、3年生は1,275円の増加(前回28,153円→今回29,428円)となりました。


  • 「推しがいる」中学生の62%、推しのジャンル 男子の1位は「アニメ・まんがキャラクター」、女子の1位は「アイドル」
“推し活”について質問しました。
“推し”がいるかどうか、いる場合は“推し”のジャンルとしてあてはまるものをきいたところ、「推しはいない」は38.2%、推しがいる人の割合は61.8%となりました。“推し”のジャンルをみると、1位は「アニメ・まんがキャラクター」(15.8%)、2位は「歌手・ミュージシャン(アイドル除く)」(12.5%)、3位は「アイドル」(12.0%)、4位は「YouTuber(VTuber除く)」(11.8%)、5位は「スポーツ選手」(8.5%)でした。
男女別にみると、推しがいる人の割合は女子では74.3%と、男子(49.3%)と比べて25.0ポイント高くなりました。また、推しのジャンルは男子では「アニメ・まんがキャラクター」、女子では「アイドル」が1位でした。


  • 将来、どのような大人になりたい? 1位「自分らしく自由に生きている」
    男子では「家族を大切にしている」、女子では「人にやさしく接している」が2位
将来、どのような大人になりたいと思っているかをきいたところ、1位「自分らしく自由に生きている」(25.5%)、2位「人にやさしく接している」(23.8%)、3位「家族を大切にしている」(21.2%)、4位「友だちがたくさんいる」(18.3%)、5位「趣味を楽しんでいる」「お金をたくさん持っている」(いずれも16.2%)となりました。
男女別にみると、男子・女子ともに1位は「自分らしく自由に生きている」で、男子では2位「家族を大切にしている」、3位「人にやさしく接している」、女子では2位「人にやさしく接している」、3位「友だちがたくさんいる」でした。


高校生調査 調査結果
日常生活について
  • 平均起床時刻は6:41
ふだん朝何時ごろ起きているかをきいたところ、「6:01~6:30」(25.3%)や「6:31~7:00」(25.2%)、「7:01~7:30」(20.3%)に回答が集まり、平均時刻は6:41でした。
過去の調査と比較すると、平均時刻は、6:34(2018年)→6:44(2021年)→6:41(2024年)と、6:30台から6:40台で推移する結果となりました。


  • 平均就寝時刻は23:58、3年生の女子では24:19
ふだん夜何時ごろ寝ているかをきいたところ、「23:01~23:30」(13.3%)や「23:31~24:00」(15.7%)、「24:01~24:30」(19.7%)、「24:31~25:00」(12.5%)に多くの回答が集まり、平均時刻は23:58でした。
男女別にみると、平均時刻は女子では24:06と、男子(23:50)と比べて16分遅くなりました。
学年別にみると、平均時刻は上の学年ほど遅くなる傾向がみられ、3年生では24:08でした。
男女・学年別にみると、平均時刻が最も遅くなったのは3年生の女子(24:19)でした。


  • 高校生が家族からもらっているおこづかい もらっている金額は平均3,927円/月
家族からもらっているおこづかいについて、毎月の金額(平均)をきいたところ、おこづかいをもらっている人の割合は63.5%(「なし」が36.5%)となり、平均は3,927円でした。
男女・学年別にみると、もらっている金額の平均は、男子では3年生(4,420円)、女子では1年生(4,380円)が最も多くなりました。


  • アルバイトなどによる収入 平均は7,239円/月
アルバイトなどによる収入について、毎月の金額(平均)をきいたところ、収入がある人の割合は22.0%となり、平均は7,239円でした。
学年別にみると、収入がある人の割合は学年が上がるにつれ高くなる傾向がみられ、3年生では28.5%でした。


  • 高校生が今年のお正月にもらったお年玉 もらった金額は平均27,963円
今年(2024年)のお正月にもらったお年玉の総額(すべてを足した額)をきいたところ、お年玉をもらった人の割合は83.3%(「なし」が16.7%)となり、平均は27,963円でした。
前回の2021年調査と比較すると、平均は182円の減少(前回28,145円→今回27,963円)となり、学年別にみると1年生は2,219円の減少(前回27,909円→今回25,690円)、2年生は1,075円の増加(前回27,940円→今回29,015円)、3年生は598円の増加(前回28,585円→今回29,183円)となりました。


  • 高校生が好きな本・雑誌のジャンル 男子の1位は「アニメ」、女子の1位は「まんが・コミックス」
好きな本・雑誌のジャンルをきいたところ、1位「まんが・コミックス」(29.8%)、2位「アニメ」(27.5%)、3位「おしゃれ・ファッション」(15.0%)、4位「物語」(12.2%)、5位「スポーツ」(11.8%)となりました。
男女別にみると、男子では1位「アニメ」、2位「まんが・コミックス」、3位「スポーツ」、女子では1位「まんが・コミックス」、2位「おしゃれ・ファッション」、3位「アニメ」となりました。


  • ふだんの生活の中で大切にしている時間
    1位「帰宅後の一人で過ごす自由時間」、2位「睡眠時間」、3位「放課後の友人との時間」
ふだんの生活の中で大切にしている時間をきいたところ、1位は「帰宅後の一人で過ごす自由時間」(35.3%)でした。ゆっくりひと息ついたり、好きなことを楽しんだりする時間は欠かせないものだと感じている人が多いようです。次いで、2位「睡眠時間」(30.7%)、3位「放課後の友人との時間」(24.0%)、4位「学校の休み時間」(18.3%)、5位「帰宅後の家族と過ごす時間」(14.7%)となりました。
男女別にみると、男子・女子ともに1位は「帰宅後の一人で過ごす自由時間」となり、男子では「放課後の友人との時間」が2位、女子では「睡眠時間」が2位でした。


  • 「今、悩んでいることがある」高校生の69%、悩み事の1位 「進路など将来のこと」
    男子の2位は「学習に関すること」、女子の2位は「自分の容姿・性格」
今、悩んでいることがあるかをきいたところ、1位「進路など将来のこと」(33.2%)、2位「学習に関すること」(26.3%)、3位「自分の容姿・性格」(25.0%)となり、「悩み事は特にない」は31.2%、悩み事がある人の割合は68.8%でした。
男女別にみると、男子・女子ともに1位は「進路など将来のこと」となり、男子では「学習に関すること」が2位、女子では「自分の容姿・性格」が2位でした。


  • 「推しがいる」高校生の71%、推しのジャンル 男子の1位は「YouTuber」、女子の1位は「アイドル」
“推し活”について質問しました。
“推し”がいるかどうか、いる場合は“推し”のジャンルとしてあてはまるものをきいたところ、「推しはいない」は29.3%、推しがいる人の割合は70.7%となりました。“推し”のジャンルをみると、1位は「アイドル」(22.3%)、2位は「アニメ・まんがキャラクター」(18.7%)、3位は「YouTuber(VTuber除く)」(16.0%)、4位は「歌手・ミュージシャン(アイドル除く)」(14.2%)、5位は「俳優・タレント」(13.0%)でした。
男女別にみると、推しがいる人の割合は女子では80.0%と、男子(61.3%)と比べて18.7ポイント高くなりました。また、推しのジャンルは男子では「YouTuber(VTuber除く)」、女子では「アイドル」が1位でした。


  • 高校生がイメージする理想の大人像 将来、どのような大人になりたい?
    男子の1位は「趣味を楽しんでいる」、女子の1位は「自分らしく自由に生きている」
将来、どのような大人になりたいと思っているかをきいたところ、1位は「自分らしく自由に生きている」(25.8%)、2位は「趣味を楽しんでいる」(22.8%)でした。自分らしさを大切にしている大人、趣味を楽しみ生活が充実している大人を“理想の大人像”とイメージしている人が多いようです。次いで、3位「お金をたくさん持っている」(20.0%)、4位「人にやさしく接している」(18.5%)、5位「家族を大切にしている」(17.3%)となりました。
男女別にみると、男子では「趣味を楽しんでいる」、女子では「自分らしく自由に生きている」が1位でした。


調査テーマ・回答者の属性
調査テーマ
『白書シリーズ』は、1946年から『1~6年の学習』(1957年から『学習』と『科学』)の読者はがきによるアンケート調査『小学生白書』の後継として、学研教育総合研究所が2010年から実施しているインターネット調査をまとめたものです。

2020年に始まったコロナ禍は2023年には落ち着き、同年の「新型コロナ5類移行」を経てからはコロナ禍前の日常が戻りつつあります。現在における、保護者と子どもの関係や子どものふだんの過ごし方、生活意識などはどのようなものなのか、現在の子どもの生活実態や生活意識にフォーカスし、調査を実施しました。また、本調査では、2023年に調査対象に含めていなかった高校生についても調査対象とし、生活の様子や“推し活”、“なりたい大人のイメージ”などにもスポットを当てています。

≪小学生調査≫
回答者の属性
本調査では同居する小学生と保護者のペアでの回答を依頼。本調査にご協力くださった小学生と保護者の属性等は以下の通り。

【小学生の属性】
2024年調査時に小学1~6年生、性別は男子と女子が半数ずつ。
<6学年総合計1,200人>
1年生 200人  (男子100人/女子100人)
2年生 200人  (男子100人/女子100人)
3年生 200人  (男子100人/女子100人)
4年生 200人  (男子100人/女子100人)
5年生 200人  (男子100人/女子100人)
6年生 200人  (男子100人/女子100人)

【住んでいる地域】
人口比率を考慮し、日本全国から回答を得ることができるように実施。北海道・東北地方(7.5%)、関東地方(39.8%)、中部地方(18.2%)、近畿地方(18.9%)、中国・四国地方(7.2%)、九州・沖縄地方(8.3%)。


【保護者の性別】
保護者の性別の割合は、男性(52.6%)、女性(47.4%)。


【保護者の年齢】
保護者の年齢層で最も多い層が40~49歳(54.6%)、次いで30~39歳(30.3%)、50~59歳(14.6%)、20~29歳(0.6%)。


【家族構成】
回答者と同居する家族構成は、9割近くが核家族世帯。


【保護者の就業形態】
保護者の就業形態の割合は主に、フルタイム(68.4%)、パート・アルバイト(17.2%)、専業主婦(主夫)(13.8%)。


≪中学生調査≫
回答者の属性
本調査では同居する中学生と保護者のペアでの回答を依頼。本調査にご協力くださった中学生と保護者の属性等は以下の通り。

【中学生の属性】
2024年調査時に中学1~3年生、性別は男子と女子が半数ずつ。
<3学年総合計600人>
1年生 200人  (男子100人/女子100人)
2年生 200人  (男子100人/女子100人)
3年生 200人  (男子100人/女子100人)

【住んでいる地域】
人口比率を考慮し、日本全国から回答を得ることができるように実施。北海道・東北地方(9.8%)、関東地方(39.0%)、中部地方(17.2%)、近畿地方(18.7%)、中国・四国地方(6.5%)、九州・沖縄地方(8.8%)。


【保護者の性別】
保護者の性別の割合は、男性(57.0%)、女性(43.0%)。


【保護者の年齢】
保護者の年齢層で最も多い層が40~49歳(53.7%)、次いで50~59歳(36.5%)、30~39歳(9.8%)。


【家族構成】
回答者と同居する家族構成は、9割近くが核家族世帯。


【保護者の就業形態】
保護者の就業形態の割合は主に、フルタイム(70.5%)、パート・アルバイト(14.7%)、専業主婦(主夫)(13.7%)。


≪高校生調査≫
回答者の属性
本調査にご協力くださった高校生の属性等は以下の通り。

【高校生の属性】
2024年調査時に高校1~3年生、性別は男子と女子が半数ずつ。
<3学年総合計600人>
1年生 200人  (男子100人/女子100人)
2年生 200人  (男子100人/女子100人)
3年生 200人  (男子100人/女子100人)

【住んでいる地域】
人口比率を考慮し、日本全国から回答を得ることができるように実施。北海道・東北地方(13.2%)、関東地方(33.2%)、中部地方(18.2%)、近畿地方(16.0%)、中国・四国地方(8.2%)、九州・沖縄地方(11.3%)。


【家族構成】
回答者と同居する家族構成は、核家族世帯が多くを占める。


≪調査概要≫
調査タイトル :小学生・中学生・高校生白書 小学生・中学生・高校生の日常生活に関する調査2024
調査対象
(小学生調査) :ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする小学生の子どもを持つ20歳~59歳の保護者
(中学生調査) :ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする中学生の子どもを持つ20歳~59歳の保護者
(高校生調査) :ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする15歳~18歳の高校生
調査地域 :全国
調査方法 :インターネット調査
調査期間 :2024年11月6日(水)~11月14日(木)の9日間
有効回答数
(小学生調査):1,200サンプル
(中学生調査):600サンプル
(高校生調査):600サンプル

実施機関 :ネットエイジア株式会社



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