◆おひとりさまの生活満足度
満足層は全体の45%、2022年調査から7ポイント下降 |
現在の生活に満足しているかを聞くと、「満足している」は44.8%、「満足していない」は55.2%。不満足層が満足層を上回る結果となりました。
前回の2022年調査と比較すると、満足している人の割合は、2022年52.0%→2024年44.8%と、7.2ポイント下降しました。
※2022年調査:『おひとりさまに関する調査2022』(2022年12月22日発表)
◆おひとりさまの現在の貯蓄額 「ない」は4人に1人
全体の平均は677万円、2022年調査から30万円減少 |
現在の貯蓄額を聞くと、平均は677万円。また、貯蓄額がない人の割合は25.3%でした。
前回の2022年調査と比較すると、現在の貯蓄額の平均は、全体では30万円の減少(2022年707万円→2024年677万円)となりました。止まらない物価上昇などにより生活コストが増えたことで、家計の貯蓄余力が低下しているのではないでしょうか。
※2022年調査:『おひとりさまに関する調査2022』(2022年12月22日発表)
◆おひとりさま(独身)でいてほしかったと思う芸能人
男性回答1位は「新垣結衣さん」、女性回答1位は「福山雅治さん」
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おひとりさま(独身)でいてほしかったと思う芸能人を聞くと、「福山雅治さん」が総合および全年代でトップでした。
また、男性回答では1位「新垣結衣さん」、2位「岡村隆史さん」、3位は「福山雅治さん」、女性回答では1位「福山雅治さん」、2位「木村拓哉さん」、3位「新垣結衣さん」「佐々木蔵之介さん」「堂本剛さん」「二宮和也さん」という結果に。
理由をみると、男性回答1位の新垣結衣さんでは「独身の希望になってほしかった」や「推しの芸能人なので」、女性回答1位の福山雅治さんでは「永遠の憧れでいてほしかった」や「素敵な男性だから」といった回答が寄せられました。
[アンケート調査結果]
◆おひとりさまの生活について
- おひとりさまの生活満足度 満足層は全体の45%、2022年調査から7ポイント下降
男性では兵庫県が1位、女性では神奈川県が1位
全国の20歳~69歳の未婚男女4,700名(全回答者)に対し、おひとりさまの生活について質問しました。
全回答者(4,700名)に、現在の生活に満足しているか聞いたところ、「非常に満足している」が7.2%、「どちらかといえば満足している」が37.6%で、合計した『満足している(計)』は44.8%、「全く満足していない」が25.0%、「どちらかといえば満足していない」が30.1%で、合計した『満足していない(計)』は55.2%と、不満足層が満足層を上回る結果となりました。
性年代別にみると、現在の生活に満足している人の割合は、男性では20代(50.6%)、女性では60代(56.2%)が最も高くなりました。
前回の調査結果と比較すると、満足している人の割合は、2022年52.0%→2024年44.8%と、7.2ポイントの下降となりました。
※2022年調査:『おひとりさまに関する調査2022』(2022年12月22日発表)
男女・都道府県別にみると、現在の生活に満足している人の割合が最も高くなったのは、男性では兵庫県(62.0%)、女性では神奈川県(64.0%)、最も低くなったのは、男性では同率で秋田県、群馬県、和歌山県(いずれも28.0%)、女性では同率で群馬県・島根県(いずれも34.0%)と、それぞれ30ポイント以上の差が開きました。
- 自身の居住都道府県の独身の人に対する“やさしさ”を100点満点で評価すると? 全体平均は50.2点
“やさしさ”実感の評価が高い都道府県 1位「福岡県」59.1点、2位「東京都」58.9点、3位「埼玉県」57.8点
全回答者(4,700名)に、自身の居住都道府県は独身の人に対して“やさしい”と思うか、100点満点(0点:全然やさしくない~100点:とてもやさしい)で評価すると何点か聞いたところ、「50点台」(42.1%)に特に多くの回答が集まり、平均は50.2点でした。また、「0点」(10.0%)や「80点台」(9.1%)、「100点」(7.7%)にも約1割の回答が集まりました。
「100点」を挙げた理由に着目すると、「特に不満や不便は感じたことがない」(20代女性・広島県)や「誰でも受け入れてくれる気がする」(40代男性・宮城県)、「単身世帯用のマンションが多くあり住みやすい」(30代女性・福岡県)、「過ごしやすく仲の良い人もたくさんいる」(20代女性・鹿児島県)、「気楽に過ごすことができる」(60代男性・福岡県)といった回答がありました。
都道府県別にみると、平均は1位が福岡県(59.1点)、2位が東京都(58.9点)、3位が埼玉県(57.8点)、4位が北海道(57.2点)、5位が大阪府(55.7点)でした。
また、「100点」を回答した人の割合と「0点」を回答した人の割合をみると、「100点」を回答した人の割合は1位が東京都(14.0%)、2位が宮城県と沖縄県(いずれも13.0%)、「0点」を回答した人の割合は1位が富山県(19.0%)、2位が福井県(16.0%)、3位が香川県と愛媛県と大分県(いずれも15.0%)でした。
男女・都道府県別にみると、平均は男性では1位が徳島県(58.5点)、2位が福岡県(58.3点)、3位が大阪府(57.6点)、女性では1位が埼玉県(62.3点)、2位が東京都(61.8点)、3位が福岡県(59.9点)でした。
- “独身でいることの良さ”を実感したエピソード
「推しのライブに気兼ねなく行くことができたときは独身で良かったと思った」
「転職、現役引退などを自分の都合だけで判断することができたのは良かった」
「職場の人からパートナーに対する愚痴等を聞くと独身で良かったと思う」など
全回答者(4,700名)に、“独身でいることの良さ”を実感したエピソードを聞いたところ、<普段の生活・趣味に関すること>では「推しのライブに気兼ねなく行くことができたときは独身で良かったと思った」や「スポーツ観戦や旅行で世界中を時間にとらわれず回れる。パリオリンピックにも1カ月位観戦旅行できた」といったエピソードがありました。パートナーや家族に気を遣わず自由に行動できたとき、独身で良かったと感じた人が多いのではないでしょうか。また、「元々一人が好きで、一人で静かな空間にいると、一人っていいな、一人って素晴らしいとしみじみ思う」など、一人でいること自体が好きという回答もみられました。
<お金・仕事に関すること>では「自分一人の生活なら給料で充分。欲しい物もたいてい買えたし海外旅行にも行けたのは良かった」や「転職、現役引退などを自分の都合だけで判断することができたのは良かった」、「仕事がハードで家事などに時間が割けない。家族がいたら自分の望む仕事や経済的な余裕ができなかったと思う」といったエピソードがありました。働き方を主体的に決められたことや金銭的な余裕を持てたことにメリットを感じた人が多いようです。
<婚姻関係に関すること>では「職場の人からパートナーに対する愚痴等を聞くと独身で良かったと思う」や「結婚している人が、家族や旦那、ママ友同士の付き合いで大変だと愚痴っているのを聞き独身で良かったと思った」、「結婚している友人たちが舅や姑の世話などで苦労をしているという話を聞くと、結婚しなくて良かったと思う」といったエピソードがありました。
- “独身ならではの苦労”を実感したエピソード 「インフルエンザに感染した際、食料を買いに出かけられなかった」「イベント時に外出すると家族連ればかりで居づらく感じた」「友人の子どもの話や夫婦の話についていけなかった」「楽しさ、嬉しさという感情の共有ができないときは寂しいと感じる」「残業は独身がやればいいと言われた」など
反対に、“独身ならではの苦労”を実感したエピソードを聞いたところ、<病気や怪我のときの支え>では「インフルエンザに感染した際、食料を買いに出かけられなかった」や「体調不良で寝込んでいるとき、このまま死んでしまったらどうしようと思った」、「体調不良時でも一人で何でもやらなければならなかった」といったエピソードが多数ありました。体調が悪く心身ともにつらい状態なのに、身近に助けてくれる人がいなくて困った経験のある人が多いのではないでしょうか。
<外出先に関すること>では「イベント時に外出すると家族連ればかりで居づらく感じた」や「一人だと入りにくい店に行きづらい」、<人間関係に関すること>では「友人の子どもの話や夫婦の話についていけなかった」や「親戚などから会うたびに結婚しろとうるさく言われる」、「結婚しているのかとか、子どもはいるのか、など人から聞かれるのが苦痛」、「楽しさ、嬉しさという感情の共有ができないときは寂しいと感じる」といったエピソードがありました。周囲の状況や周りの人の言動に対し、居心地の悪さや苦痛、寂しさを感じることがあるようです。
<仕事に関すること>では「残業は独身がやればいいと言われた」や「職場で業務外の役割を押し付けられた」、「教員をしているとき、保護者に『子どもがいないお前に何がわかる』などと罵詈雑言を吐かれた」など、独身であることで理不尽な経験をしたエピソードがみられました。
◆結婚について
- 「“結婚=幸せ”ではないと思う」75%
男性では長野県・島根県・広島県・福岡県・大分県、女性では大阪府が最も高い割合に - 「結婚しないと思う」73%、最も低い20代男性でも47%
男性では山口県、女性では和歌山県が最も高い割合に
結婚について質問しました。
全回答者(4,700名)に、“結婚=幸せ”ではないと思うか聞いたところ、「非常にそう思う」が28.1%、「どちらかといえばそう思う」が46.6%で、合計した『そう思う(計)』は74.8%、「全くそう思わない」が8.2%、「どちらかといえばそう思わない」が17.0%で、合計した『そう思わない(計)』は25.2%となりました。
性年代別にみると、『そう思う(計)』と回答した人の割合は、20代では男性60.9%、女性76.6%と、15.7ポイント差が開きました。若年層では、結婚をして必ずしも幸せになれるわけではないと感じていたり、結婚以外にも幸せを見出していたりするなど、多様な価値基準をもつ人が男性より女性に多いのではないでしょうか。
男女・都道府県別にみると、“結婚=幸せ”ではないと思う人の割合が最も高くなったのは、男性では同率で長野県、島根県、広島県、福岡県、大分県(いずれも80.0%)、女性では大阪府(94.0%)でした。他方、“結婚=幸せ”ではないと思う人の割合が最も低くなったのは男性・女性ともに福島県(男性56.0%、女性68.0%)でした。
結婚しないと思うか聞いたところ、『そう思う(計)』は73.1%、『そう思わない(計)』は26.9%となりました。
性年代別にみると、『そう思う(計)』と回答した人の割合は、30代以上ではすべての層で半数を超えた一方、20代でも半数近く(男性46.6%、女性48.5%)となりました。結婚しない人生をイメージしている人が若年層にも少なくないようです。
前回の調査結果と比較すると、『そう思う(計)』と回答した人の割合は、20代女性では2022年39.4%→2024年48.5%と、9.1ポイント上昇しており、上昇幅が最も大きくなりました。
男女・都道府県別にみると、結婚しないと思う人の割合が最も高くなったのは、男性では山口県(86.0%)、女性では和歌山県(90.0%)でした。他方、結婚しないと思う人の割合が最も低くなったのは、男性では大阪府(58.0%)、女性では鹿児島県(58.0%)でした。
- 結婚していない理由
男性では1位「自分の収入が少ない」2位「年齢的にもう遅いと思う」3位が「自分は結婚に向かないと思う」
女性では1位「自分は結婚に向かないと思う」2位「結婚したい相手と出会えない」3位が「自由に時間を使いたい」
全回答者(4,700名)に、結婚していない理由を聞いたところ、「自分は結婚に向かないと思う」(31.1%)が最も高くなり、「自由に時間を使いたい」(27.7%)、「結婚したい相手と出会えない」(27.6%)、「年齢的にもう遅いと思う」(25.9%)、「結婚生活は大変だと思う」(23.9%)が続きました。
男女別にみると、男性では「自分の収入が少ない」(28.4%)、女性では「自分は結婚に向かないと思う」(36.9%)が1位でした。男性は収入の少なさなど金銭面での懸念、女性は結婚後の生活への不安などが、結婚しない大きな理由の一つとなっているようです。また、男性では2位が「年齢的にもう遅いと思う」(26.7%)、3位が「自分は結婚に向かないと思う」(25.4%)、女性では2位が「結婚したい相手と出会えない」(31.1%)、3位が「自由に時間を使いたい」(30.8%)でした。
性年代別に1位をみると、男性では20代から40代が「自分の収入が少ない」、50代と60代が「年齢的にもう遅いと思う」、女性では20代が「結婚したい相手と出会えない」、30代以上が「自分は結婚に向かないと思う」でした。
- 自身の周囲で最も“結婚の良さ”を感じさせてくれる人 1位「友人」2位「兄弟姉妹」3位「母親」
全回答者(4,700名)に、自身の周囲で最も“結婚の良さ”を感じさせてくれる人を聞いたところ、1位「友人」(13.1%)、2位「兄弟姉妹」(4.2%)、3位「母親」(3.6%)、4位「職場の先輩・上司」(2.5%)、5位「職場の同僚」(2.1%)となりました。
どのようなところから結婚の良さを感じるか聞いたところ、1位の「友人」では「幸せオーラを感じる」や「価値観が似ていて、同じ趣味を楽しんでいる」、「SNSでの写真を見て幸せそうに感じる」、2位の「兄弟姉妹」では「甥っ子の存在とその家庭の温かさ」や「姉からは夫の悪口を聞いたことがなく、常に仲が良いイメージ」、「20年以上経つのに今でもラブラブ」、3位の「母親」では「家族で笑いあったり、暖かい雰囲気がいつもある」や「父親のことが好きであることが、生活していると伝わる」、「父との結婚は幸せだったと言っていた」といった回答がありました。
- 自身の周囲で最も“結婚の大変さ”を感じさせる人 1位「母親」2位「友人」3位「兄弟姉妹」
反対に、自身の周囲で最も“結婚の大変さ”を感じさせる人を聞いたところ、1位「母親」(14.8%)、2位「友人」(12.1%)、3位「兄弟姉妹」(5.0%)、4位「職場の先輩・上司」(4.0%)、5位「職場の同僚」(3.5%)となりました。
どのようなところから結婚の大変さを感じるか聞いたところ、1位の「母親」では「やりたいことを我慢している」や「嫁姑問題で苦労した話を子どもの頃から聞かされている」、「家事・子育てすべてをしており自分の時間がなかったと思う」、2位の「友人」では「奥さんによく怒られている」や「喧嘩したときの話を聞くと辛そう」、「親戚付き合いなどが大変そう」、3位の「兄弟姉妹」では「いつも夫婦喧嘩をしている」や「子どもの学費や生活費の苦労がある」といった回答がありました。
◆マネー事情について
- おひとりさまの現在の貯蓄額 「ない」は4人に1人
全体の平均は677万円、2022年調査から30万円減少
都道府県別では1位「神奈川県」1,085万円、2位「岐阜県」1,081万円、3位「兵庫県」1,073万円
貯蓄や支出などマネー事情について質問しました。
まず、全回答者(4,700名)に、現在の貯蓄額を聞いたところ、「0万円(ない)」(25.3%)に最も多くの回答が集まったほか、「50万円未満」(16.2%)や「100万円~200万円未満」(13.0%)、「500万円~1,000万円未満」(10.9%)と続き、平均は677万円でした。
男女別にみると、現在の貯蓄額の平均は、男性では729万円、女性では625万円でした。
前回の調査結果と比較すると、現在の貯蓄額の平均は、全体では30万円の減少(2022年707万円→2024年677万円)、男性では6万円の減少(2022年735万円→2024年729万円)、女性では55万円の減少(2022年680万円→2024年625万円)となりました。止まらない物価上昇などにより生活コストが増えたことで、家計の貯蓄余力が低下しているのではないでしょうか。
男女・年代別にみると、現在の貯蓄額の平均は、男性では60代(2022年1,668万円→2024年1,426万円で242万円減少)、女性では40代(2022年707万円→2024年525万円で182万円減少)で減少幅が大きくなりました。
また、中央値は、60代男性では2022年400万円→2024年200万円、50代女性では2022年200万円→2024年100万円、60代女性では2022年300万円→2024年200万円と、大きく変化しました。
都道府県別にみると、現在の貯蓄額の平均は、1位は神奈川県(1,085万円)、2位は岐阜県(1,081万円)、3位は兵庫県(1,073万円)、4位は東京都(1,065万円)、5位は島根県(1,043万円)となり、男女別では男性1位が富山県(1,542万円)、女性1位が大阪府(1,422万円)でした。
また、中央値を前回の調査結果と比較すると、2022年は最も高い金額(東京都375万円)と最も低い金額(山梨県と沖縄県50万円)に325万円の開きがあったのに対し、2024年は最も高い金額(兵庫県185万円)と最も低い金額(青森県8万円)の差は177万円でした。
- 老後に備えてリタイアまでに準備したいお金
全体の平均は2,196万円、男性では2,375万円、女性では2,017万円
都道府県別では1位「神奈川県」4,040万円、2位「東京都」3,127万円、3位「茨城県」3,075万円
また、老後に備えてリタイアまでに準備したいお金を聞いたところ、「100万円未満」(21.5%)や「1,000万円~2,000万円未満」(20.5%)、「2,000万円~3,000万円未満」(17.6%)に回答が分かれ、平均は2,196万円でした。
男女別にみると、老後に備えてリタイアまでに準備したいお金の平均は、男性2,375万円、女性2,017万円となりました。
男女・年代別にみると、老後に備えてリタイアまでに準備したいお金の平均は、男性・女性ともに20代(男性2022年2,180万円→2024年1,950万円で230万円減少、女性2022年2,014万円→2024年1,723万円で291万円減少)で減少幅が大きくなりました。
また、中央値は、30代男性では2022年2,000万円→2024万円1,000万円、40代男性では2022年1,500万円→2024年1,000万円、30代女性では2022年1,500万円→2024年1,000万円と、大きく変化しました。
都道府県別にみると、老後に備えてリタイアまでに準備したいお金の平均は、1位は神奈川県(4,040万円)、2位は東京都(3,127万円)、3位は茨城県(3,075万円)、4位は沖縄県(2,984万円)、5位は福岡県(2,881万円)となり、男女別では男性1位が東京都(4,000万円)、女性1位が神奈川県(4,727万円)でした。
ここで、“老後に備えてリタイアまでに準備したいお金”と“現在の貯蓄額”の差をみると、平均と中央値のいずれも神奈川県(平均2,955万円、中央値995万円)が最も大きくなり、平均では沖縄県(2,427万円)、福岡県(2,406万円)、中央値では滋賀県(985万円)、鳥取県(960万円)が続きました。
- おひとりさまの支出実態
半数以上が“友人との交流”“ストレス発散”には「お金を使う」、“旅行・レジャー”“健康増進”には「お金を使わない」 - 1カ月の平均支出額
「友人との交流」8,472円、「旅行・レジャー」9,235円、「健康増進」3,451円、「ストレス発散」8,998円 - 1カ月に友人との交流に使っているお金(平均) 1位「沖縄県」16,560円、2位「京都府」12,310円
- 1カ月に旅行・レジャーに使っているお金(平均) 1位「埼玉県」13,295円、2位「岡山県」12,530円
- 1カ月に健康増進のために使っているお金(平均) 1位「神奈川県」5,695円、2位「埼玉県」5,056円
- 1カ月にストレス発散に使っているお金(平均) 1位「長崎県」13,793円、2位「滋賀県」12,400円
続いて、支出について質問しました。
全回答者(4,700名)に、支出の状況を聞いたところ、友人との交流では「お金を使っている」は55.8%、「お金は使っていない」は44.2%、旅行・レジャーでは「お金を使っている」は46.9%、「お金は使っていない」は53.1%、健康増進では「お金を使っている」は46.0%、「お金は使っていない」は54.0%、ストレス発散では「お金を使っている」は58.7%、「お金は使っていない」は41.3%となりました。
また、1カ月あたりに使っているお金を聞いたところ、友人との交流では平均8,472円、旅行・レジャーでは平均9,235円、健康増進では平均3,451円、ストレス発散では平均8,998円でした。
都道府県別に平均をみると、“友人との交流に使っているお金”では1位は沖縄県(16,560円)、2位は京都府(12,310円)、3位は栃木県(12,285円)、“旅行・レジャーに使っているお金”では1位は埼玉県(13,295円)、2位は岡山県(12,530円)、3位は福岡県(12,470円)、“健康増進のために使っているお金”では1位は神奈川県(5,695円)、2位は埼玉県(5,056円)、3位は佐賀県(4,913円)、“ストレス発散に使っているお金”では1位は長崎県(13,793円)、2位は滋賀県(12,400円)、3位は岐阜県(11,970円)でした。
◆将来への不安について
- 将来について不安を感じること TOP2は「老後の生活費」「自身の病気」
男性では「自身の病気」、女性では「老後の生活費」が1位
将来に対する不安について質問しました。
全回答者(4,700名)に、自身の将来について、どのようなことに不安を感じるか聞いたところ、「老後の生活費」(36.4%)と「自身の病気」(34.8%)が特に高くなりました。経済面や健康面について不安を抱いている人が多いようです。次いで高くなったのは、「親の介護」(23.6%)、「老後の住居」(21.1%)、「自身の死後の行政手続き」(20.4%)でした。
男女別にみると、男性では「自身の病気」(30.0%)、女性では「老後の生活費」(43.0%)が1位でした。
年代別にみると、「自身の病気」は年代が上がるにつれ高くなる傾向がみられ、60代では45.7%となりました。
◆“ひとり○○”について
- 一人で行う“ひとり○○”への抵抗感 半数以上が「抵抗がある」と感じるのは
“ひとり焼き肉”“ひとり海外旅行”“ひとりバイキング・ビュッフェ”“ひとりコース料理”“ひとり遊園地”
おひとりさまが一人で行う“ひとり○○”について質問しました。
全回答者(4,700名)に、一人で行う“ひとり○○”を複数提示し、それぞれどのくらい抵抗があるか聞いたところ、『抵抗がある(計)』(「非常に抵抗がある」と「どちらかといえば抵抗がある」の合計)と回答した人の割合が半数以上になったのは【ひとりで『焼き肉』を食べに行く】(50.2%)、【ひとりで『海外旅行』に行く】(53.9%)、【ひとりで『バイキング・ビュッフェ』に行く】(54.2%)、【ひとりで『コース料理』を食べに行く】(61.6%)、【ひとりで『遊園地』に行く】(66.5%)、半数未満になったのは【ひとりで『イルミネーション』を観に行く】(49.4%)、【ひとりで『カラオケ』に行く】(47.6%)、【ひとりで『回転寿司』に行く】(36.2%)、【ひとりで『ファミレス』に行く】(34.6%)、【ひとりで『カフェ』に行く】(28.2%)、【ひとりで『映画』を観に行く】(23.2%)でした。
飲食関連では、カフェやファミレス、回転寿司に一人で行くのは抵抗がなくても、焼き肉やバイキング・ビュッフェ、コース料理に一人で行くのはハードルが高いと感じる人が多いようです。また、レジャー関連では、映画やカラオケ、イルミネーションに一人で行くのは抵抗がなくても、海外旅行や遊園地に一人で行くのは気が進まないと感じる人が多い結果となりました。
男女別にみると、男性・女性ともに『コース料理』と『遊園地』は半数以上が「抵抗がある」と回答し、女性では『イルミネーション』『焼き肉』『海外旅行』『バイキング・ビュッフェ』でも半数以上が「抵抗がある」と回答しました。
年代別にみると、いずれの年代でも『バイキング・ビュッフェ』『コース料理』『遊園地』は半数以上が「抵抗がある」と回答し、20代から50代では『海外旅行』、20代から40代では『イルミネーション』、40代から60代では『カラオケ』、40代と50代では『焼き肉』でも半数以上が「抵抗がある」と回答しました。
【参考(一覧)】
◆“おひとりさまあるある”について
- “おひとりさまあるある”TOP3「ふと将来が不安になることがある」「体調を崩したときは隣に誰かいてほしいと思う」「よく独り言を言う」
“おひとりさまあるある”について質問しました。
全回答者(4,700名)に、ひとりでの行動・くらしに関して、自身にあてはまることがある特徴・経験・振る舞いを聞いたところ、「ふと将来が不安になることがある」(33.3%)が最も高くなり、「体調を崩したときは隣に誰かいてほしいと思う」(19.6%)、「よく独り言を言う」(19.2%)、「つい無駄遣いをしてしまう」(18.9%)、「一言も発せずに終わる日がある」(17.7%)が続きました。
男女別にみると、女性では「ふと将来が不安になることがある」が39.7%、「地震や台風のときは隣に誰かいてほしいと思う」が16.8%と、男性(順に26.9%、5.1%)と比べて10ポイント以上高くなりました。女性には、不安や心細さを感じたときに誰かが近くにいてほしいと思う経験をした人が多いのではないでしょうか。
男女・年代別にみると、30代男性の4位と60代男性の5位には「飲食店ではカウンター席が落ち着く」、20代女性の5位と60代女性の4位には「地震や台風のときは隣に誰かいてほしいと思う」、30代から50代女性の3位には「既婚者の友達と疎遠になる」、20代女性の5位には「ひとり行動している人に仲間意識を持つ」、50代女性の4位には「どんどん自炊をしなくなる」が挙がりました。
◆“おひとりさま”と芸能人
- おひとりさま(独身)生活を楽しんでいると思う芸能人
1位「明石家さんまさん」2位「今田耕司さん」3位「天海祐希さん」
20代では「いとうあさこさん」が1位
最後に、“おひとりさま”をテーマにイメージに合うと思う芸能人について質問しました。
全回答者(4,700名)に、おひとりさま(独身)生活を楽しんでいると思う芸能人を聞いたところ、1位「明石家さんまさん」(205名)、2位「今田耕司さん」(173名)、3位「天海祐希さん」(143名)、4位「中居正広さん」(130名)、5位「いとうあさこさん」(104名)となりました。
理由をみると、1位の明石家さんまさんでは「仕事もプライベートも楽しそう」(50代男性)や「常に明るくイキイキしている」(40代女性)、「一人を謳歌している」(50代女性)、2位の今田耕司さんでは「仕事も順調そうでいつまでも若々しい」(50代女性)や「独身であることをネタにしている」(30代女性)、「アローン会が楽しそう」(60代女性)、3位の天海祐希さんでは「強く女性らしく憧れる」(20代女性)や「自立していて凛としている」(30代女性)、「自分らしい姿が素敵に見える」(40代女性)といった回答がありました。
男女別にみると、男性回答の1位は「明石家さんまさん」(152名)、女性回答の1位は「天海祐希さん」(128名)でした。
年代別にみると、20代の1位は「いとうあさこさん」、30代と60代の1位は「明石家さんまさん」、40代と50代の1位は「今田耕司さん」でした。
前回の調査結果と比較すると、2022年は1位「明石家さんまさん」、2位「今田耕司さん」、3位「天海祐希さん」と、TOP3は同じ結果となりました。
- おひとりさま(独身)でいてほしかったと思う芸能人
男性回答1位は「新垣結衣さん」、女性回答1位は「福山雅治さん」
おひとりさま(独身)でいてほしかったと思う芸能人を聞いたところ、1位「福山雅治さん」(125名)、2位「新垣結衣さん」(57名)、3位「岡村隆史さん」(51名)、4位「木村拓哉さん」(39名)、5位「有吉弘行さん」(29名)となりました。
理由をみると、1位の福山雅治さんでは「永遠の憧れでいてほしかった」(30代女性)や「素敵な男性だから」(60代女性)、「独身のイメージが強い」(40代女性)、2位の新垣結衣さんでは「みんなのガッキーでいてほしかった」(30代女性)や「独身の希望になってほしかった」(30代男性)、「推しの芸能人なので」(60代男性)、3位の岡村隆史さんでは「一人のイメージが強かった」(50代男性)や「ネタとして話しているのが面白かった」(50代男性)、「結婚のイメージが沸かなかった」(50代女性)といった回答がありました。
男女別にみると、男性回答の1位は「新垣結衣さん」(43名)、女性回答の1位は「福山雅治さん」(90名)となり、年代別にみると、すべての年代で「福山雅治さん」が1位でした。福山雅治さんはどの年代のおひとりさまにとっても“永遠の憧れ”といった存在ではないでしょうか。
- おひとりさま(独身)ではなかったことに驚かされた芸能人
1位「ファーストサマーウイカさん」2位「田中圭さん」3位「志田未来さん」
おひとりさま(独身)ではなかったことに驚かされた芸能人を聞いたところ、1位「ファーストサマーウイカさん」(31名)、2位「田中圭さん」(19名)、3位「志田未来さん」(18名)、4位「風間俊介さん」「鈴木亮平さん」(いずれも16名)となりました。
理由をみると、1位のファーストサマーウイカさんでは「生活感を出さないし、いつも綺麗だから」(50代女性)や「自由に暮らしていそうなイメージだった」(50代女性)、「一人で何でもこなせそう」(20代女性)、2位の田中圭さんでは「家庭を持っているという雰囲気をあまり感じなかった」(50代男性)や「奥さんのお話に驚いたのを覚えている」(20代女性)、3位の志田未来さんでは「子役のイメージが強い」(60代女性)や「ずっと若いイメージ」(50代男性)といった回答がありました。
男女別にみると、男性回答の1位は「田中卓志さん」(11名)、女性回答の1位は「ファーストサマーウイカさん」(21名)でした。
年代別にみると、20代の1位は「田中圭さん」、30代から50代の1位は「ファーストサマーウイカさん」、60代の1位は「風間俊介さん」でした。
■調査概要■
調査タイトル:おひとりさまに関する調査2024
調査対象:ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする20歳~69歳の未婚男女
調査期間:2024年11月1日~11月22日
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
有効回答数:4,700名(有効回答から、各都道府県で男女・年代が均等になるように抽出)
調査協力会社:ネットエイジア株式会社