スパークス・アセット・マネジメント調べ 夫婦の“今年の家計”を表す漢字 1位「苦」2位「貯」3位「節」
スパークス・サーベイ -世相をスパッと一刀両断- 夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2024
スパークス・アセット・マネジメント株式会社
2024年11月12日 11時11分
スパークス・アセット・マネジメント株式会社
URL | https://www.sparx.co.jp/ |
---|---|
業種 | その他金融業 |
本社所在地 | 東京都港区港南1-2-70 品川シーズンテラス 6階 |
電話番号 | 03-6711-9200 |
代表者 | 阿部 修平 |
スパークス・アセット・マネジメント株式会社(https://www.sparx.co.jp/)(東京都港区。代表取締役社長 阿部修平)は、夫婦の金銭事情や投資に対する意識を明らかにするため、2024年10月9日~10月10日の2日間、全国の20歳以上の既婚(配偶者がいる)男女を対象に、「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2024」をインターネットリサーチにより実施し、1,000名の有効サンプルを集計しました。なお本レポートは、サンプル調査という性質上、実態を全て反映したものではありません。また、特定の投資商品や個別銘柄の取引を勧誘する目的で作成したものではありません。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)
[調査結果]
▼夫婦のマネー事情
- 夫婦の貯金管理の主導権は? 「妻が主導」48%、「夫が主導」23%
- 夫婦の預貯金額は平均968万円、昨年調査から215万円の大幅増加
全国の20歳以上の既婚(配偶者がいる)男女1,000名(全回答者)に、夫婦のマネー事情について質問しました。
はじめに、全回答者(1,000名)に、夫婦の貯金の管理はどちらが主導で行っているか聞いたところ、「妻が主導で行っている」は48.0%、「夫が主導で行っている」は23.3%、「夫婦別々に管理している」は28.7%となりました。
夫婦の預貯金の残高を聞いたところ、「100万円未満」(20.6%)や「100万円~300万円未満」(17.6%)、「500万円~1,000万円未満」(14.3%)、「1,000万円~3,000万円未満」(16.7%)などに回答が分かれ、平均は968万円でした。
昨年の調査結果と比較すると、夫婦の預貯金の残高の平均は2023年753万円→2024年968万円と、215万円増加しました。年代別にみると、60代以上では524万円増加(2023年1,521万円→2024年2,045万円)と、他の年代と比べて増加幅が大きくなりました。
- おこづかい額の決定権 「妻のほうが強い」36%、「夫のほうが強い」23%
- おこづかい額の平均は36,087円/月、昨年調査から5,256円増加
全回答者(1,000名)に、おこづかい額の決定権はどちらが強いか聞いたところ、「妻のほうが強い」は35.8%、「夫のほうが強い」は22.7%、「どちらも同じくらい」は41.5%となりました。
毎月のおこづかい額(=ひと月に自由に使えるお金)はどのくらいか聞いたところ、「1万円~3万円未満」(33.0%)に多くの回答が集まり、平均は36,087円となりました。
昨年の調査結果と比較すると、毎月のおこづかい額の平均は、2023年30,831円→2024年36,087円と、5,256円増加しました。男女・年代別にみると、毎月のおこづかい額の平均は、40代男性では22,065円増加(2023年34,110円→2024年56,175円)、20代女性では15,598円増加(2023年21,234円→2024年36,832円)、60代以上女性では11,626円増加(2023年28,600円→2024年40,226円)と、それぞれ10,000円以上の大幅増加となりました。
- 「自身のおこづかい金額を見直している」50%、「配偶者のおこづかい金額を見直している」41%
全回答者(1,000名)に、自身のおこづかい金額を見直しているか聞いたところ、「定期的に見直している」は15.6%、「気になったときに見直している」は34.0%で、合計した『見直している(計)』は49.6%、「見直していない」は50.4%となりました。
年代別にみると、自身のおこづかい金額を見直している人の割合は、20代(62.0%)が最も高くなりました。
また、配偶者のおこづかい金額を見直しているか聞いたところ、「定期的に見直している」は12.2%、「気になったときに見直している」は29.2%で、合計した『見直している(計)』は41.4%、「見直していない」は58.6%となりました。
年代別にみると、配偶者のおこづかい金額を見直している人の割合は、20代(54.0%)と30代(48.0%)で高くなりました。
- 「毎月のおこづかい額に満足している」46%、60代以上女性では56%
全回答者(1,000名)に、現在のおこづかい額に満足しているか聞いたところ、「満足している」は46.0%、「満足していない」は25.3%、「どちらともいえない」は28.7%となりました。
男女・年代別にみると、現在のおこづかい額に満足している人の割合は、60代以上女性(56.0%)が最も高くなり、30代男性と30代女性(いずれも54.0%)が続きました。
昨年の調査結果と比較すると、現在のおこづかい額に満足している人の割合は、30代男性では11.0ポイント上昇(2023年43.0%→2024年54.0%)と、上昇幅が大きくなりました。
- 「へそくりをしている」夫の47%、妻の50%
- へそくり額の平均は夫236万円、妻365万円、夫では昨年調査から84万円の大幅増加
パートナーに内緒でお金を蓄えている人は、どのくらいいるのでしょうか。
全回答者(1,000名)に、パートナー(夫・妻)に隠して蓄えているお金(へそくり)について聞いたところ、へそくりをしている人の割合は全体で48.7%となりました。男女別にみると、男性47.2%、女性50.2%と、男性と比べて女性のほうが3.0ポイント高くなりました。
昨年の調査結果と比較すると、へそくりをしている人の割合は、2023年46.2%→2024年48.7%と2.5ポイント上昇しました。
へそくりをしている人(487名)に、へそくり額を聞いたところ、平均は全体では302万円となり、男女別にみると、男性236万円、女性365万円でした。
昨年の調査結果と比較すると、へそくり額の平均は、全体では2023年233万円→2024年302万円と、69万円増加しました。男女別にみると、男性では84万円の増加(2023年152万円→2024年236万円)、女性では56万円の増加(2023年309万円→2024年365万円)となりました。
- 「家計を見直している」66%、20代では74%
- 夫婦の現在の家計状況の自己採点 平均は59点
夫婦の現在の家計について質問しました。
全回答者(1,000名)に、自分たち夫婦は、家計(夫婦のおこづかいは除く)を見直しているか聞いたところ、「定期的に見直している」は20.5%、「気になったときに見直している」は45.0%で、合計した『見直している(計)』は65.5%と、見直している人が多数となりました。また、「見直していない」は34.5%でした。
年代別にみると、家計を見直している人の割合は、20代(73.5%)では7割を超えました。
自分たち夫婦の現在の家計状況を、100点満点で自己採点すると何点になるか聞いたところ、「50点~60点未満」(20.0%)や「80点~90点未満」(17.7%)に回答が集まり、平均は58.7点でした。
家計の見直し状況別にみると、自己採点の平均は、家計を見直している人では61.1点と、見直していない人(54.2点)と比べて6.9点高くなりました。家計をしっかりチェックして、収支バランスの改善に取り組むことで、家計状況を良好に保てている人が多いのではないでしょうか。
- 「老後資金の準備状況を見直している」54%
- 夫婦の現在の老後資金準備状況の自己採点 平均は47点、老後資金の準備方法の見直しを行っている人では54点
夫婦の老後資金の準備について質問しました。
全回答者(1,000名)に、自分たち夫婦は、老後資金の準備方法を見直しているか聞いたところ、「定期的に見直している」は18.4%、「気になったときに見直している」は35.6%で、合計した『見直している(計)』は54.0%、「見直していない」は46.0%となりました。
年代別にみると、老後資金の準備方法を見直している人の割合は、60代以上(59.5%)が最も高くなりました。
自分たち夫婦の現在の老後資金準備状況を、100点満点で自己採点すると何点になるか聞いたところ、「50点~60点未満」(20.0%)に回答が集まり、平均は46.9点となりました。
老後資金の準備方法の見直し状況別にみると、現在の老後資金準備状況の自己採点の平均は、老後資金の準備方法を見直している人では53.5点と、見直していない人(39.2点)と比べて14.3点高くなりました。
- 「夫婦の老後に備えるためのお金を毎月確保できている」78%、昨年調査から5ポイント上昇
- 夫婦の老後に備えるために確保できている金額 平均99,272円/月、昨年調査から36,765円の大幅増加
全回答者(1,000名)に、夫婦の老後に備えるためのお金を毎月確保できているか聞いたところ、確保できている人の割合は78.4%となりました。老後資金の準備を継続的に行っている人が多いようです。
昨年の調査結果と比較すると、毎月確保できている人の割合は、2023年73.1%→2024年78.4%と、5.3ポイント上昇しました。
年代別にみると、毎月確保できている人の割合は、40代では10.5ポイント上昇(2023年70.0%→2024年80.5%)と、上昇幅が大きくなりました。
夫婦の老後に備えるためのお金を毎月確保できている人(784名)に、夫婦の老後の備えとしてひと月あたりにいくらくらい確保できているか聞いたところ、「10万円以上」(41.1%)に回答が集まり、平均は99,272円でした。
昨年の調査結果と比較すると、「10万円以上」は11.6ポイント上昇(2023年29.5%→2024年41.1%)しました。また、ひと月あたりに確保できている金額の平均は36,765円の大幅増加(2023年62,507円→2024年99,272円)となり、年代別にみると、60代以上では58,256円の増加(2023年80,865円→2024年139,121円)と、増加幅が大きくなりました。
- 「妻の給料を把握していない」夫の48%、「妻の娯楽費・交際費を把握していない」夫の73%
配偶者が働いている人(774名)に、配偶者の給料を把握しているか聞いたところ、「把握している」は62.4%、「把握していない」は37.6%となりました。
男女別にみると、「把握していない」は男性では48.4%と、女性(29.6%)と比べて18.8ポイント高くなり、妻の給料を知らない夫が約半数を占める実態が明らかになりました。
全回答者(1,000名)に、配偶者の娯楽費・交際費を把握しているか聞いたところ、「把握している」は36.9%、「把握していない」は63.1%となりました。
男女別にみると、「把握していない」は男性では73.2%と、女性(53.0%)と比べて20.2ポイント高くなりました。夫の大半が、妻の楽しみや人付き合いのための支出について把握していないことがわかりました。
- 「お金関連で配偶者に不満を持っている」51%、家計状況の自己評価が平均点未満の人では65%
全回答者(1,000名)に、お金関連で配偶者に不満を持っているか聞いたところ、「不満を持っている」は50.7%、「不満を持っていない」は49.3%でした。
男女・年代別にみると、「不満を持っている」と回答した人の割合は、20代(男性53.0%、女性50.0%)、30代(男性59.0%、女性56.0%)では男性のほうが高くなり、40代(男性46.0%、女性57.0%)、50代(男性47.0%、女性51.0%)、60代以上(男性37.0%、女性51.0%)では女性のほうが高くなりました。
家計状況と老後資金準備状況の自己評価別にみると、「不満を持っている」と回答した人の割合は、家計状況の自己評価が平均点より低い人では64.8%となり、老後資金の準備状況の自己評価が平均点より低い人では63.9%となりました。家計のやりくりや老後資金の準備がうまくいっていないことが原因で、配偶者に対する不満が募ってしまうケースがあるのではないでしょうか。
- お金関連の配偶者への不満 1位「節約しない」2位「無駄遣いが多い」3位「収入が少ない」
お金関連で配偶者に不満を持っている人(507名)に、お金関連で配偶者にどのような不満を持っているか聞いたところ、「節約しない」(38.3%)と「無駄遣いが多い」(34.7%)が特に高くなりました。お金の使い方に対する考え方の違いが、パートナーへの不満につながっているという人が多いのではないでしょうか。次いで高くなったのは、「収入が少ない」(26.4%)、「無計画にお金を使う」(21.7%)、「貯蓄に協力しない」(16.8%)でした。
男女別にみると、「収入が少ない」(男性16.1%、女性35.8%)は、男性と比べて女性のほうが19.7ポイント高くなり、「おこづかいの金額を上げてくれない」(男性19.0%、女性4.5%)は、女性と比べて男性のほうが14.5ポイント高くなりました。
- 「お金が原因で年1回以上夫婦喧嘩をしている」37%、お金が原因の夫婦喧嘩の回数は平均2.0回/年
- 「お金が原因で離婚危機を迎えたことがある」24%、お金が原因の夫婦喧嘩をしている夫婦では55%
お金の問題が、夫婦喧嘩や離婚危機につながることはあるのでしょうか。
全回答者(1,000名)に、お金が原因の夫婦喧嘩を1年間でどのくらいしているか聞いたところ、「0回」が63.0%、『お金が原因の夫婦喧嘩をしている夫婦の割合』(1回以上と回答した人の割合)は37.0%となりました。お金が原因の夫婦喧嘩の回数は平均2.0回/年でした。
また、お金のことが原因で離婚の危機をこれまでに何回くらい迎えたか聞いたところ、「0回」は76.2%、『お金のことが原因で離婚の危機を迎えたことがある夫婦の割合』(1回以上と回答した人の割合)は23.8%となりました。お金のことが原因で離婚の危機を迎えた回数は平均1.0回/年でした。
お金が原因の夫婦喧嘩をしている夫婦(370組)についてみると、『お金のことが原因で離婚の危機を迎えたことがある夫婦の割合』は55.1%となりました。お金に関する喧嘩がエスカレートすると、夫婦関係に深刻な亀裂が入るリスクがあるのではないでしょうか。
▼社会情勢・経済政策と夫婦のマネー事情
- 夫婦の“今年の家計”を表す漢字 1位「苦」2位「貯」3位「節」
全回答者(1,000名)に、夫婦の“今年の家計”を表す漢字(1字)を聞いたところ、1位「苦」(63名)、2位「貯」(47名)、3位「節」(34名)、4位「金」(33名)、5位「厳」(31名)と続きました。
それぞれの回答について理由を聞いたところ、1位の「苦」については「物価高で家計がとても苦しいから(50代女性)」、「値上がりばかりで苦労するから(40代男性)」など、物価高騰による家計の苦境を反映した回答が多く挙げられました。2位の「貯」については「これから貯えを増やしていきたいから(30代男性)」、「貯金をしていくべきだと思ったから(20代女性)」、3位の「節」については「節約に力を入れていたから(30代女性)」、「常に節約を念頭に行動したいから(60代以上男性)」といった回答が挙げられました。
昨年の調査結果と比較すると、「厳」は2023年7位→2024年5位、「楽」は2023年10位→2024年6位とそれぞれ順位が上昇しました。
- 新首相に期待する経済政策 「物価の高騰を何とかしてほしい」「最低賃金のアップ」など
2024年9月の自民党総裁選挙により、石破茂氏が第102代内閣総理大臣に就任しました。新しい首相にどのような経済政策を推進してほしいと思う人が多いのでしょうか。
全回答者(1,000名)に、新首相に期待する経済政策を聞いたところ、税金関連では「消費税率を下げる(60代以上女性)」や「増税だけはやめてほしい(20代女性)」、物価関連では「物価の高騰を何とかしてほしい(60代以上女性)」や「電気代・ガソリン代の値下げ(60代以上男性)」、子育て・医療関連では「大学まで授業料無償化(40代男性)」や「医療費削減(50代女性)」、賃金関連では「最低賃金のアップ(60代以上男性)」や「若者の賃金を上げてほしい(20代女性)」、年金・高齢化関連では「年金の見直し(40代男性)」や「高齢化社会に対する対策(50代女性)」といった回答が挙げられました。
- “新しいNISA”の認知率は76%、40代男性では90%
- 「夫婦で一緒に考えて行う投資に新しいNISAを利用している」新しいNISAを知っていた人の31%
2024年から“新しいNISA”がスタートしました。新しいNISAでは、非課税保有期間の無期限化、口座開設期間の恒久化、年間投資枠の拡大、つみたて投資枠と成長投資枠の併用可能化、生涯非課税限度額の設定といった制度改正が行われました。
全回答者(1,000名)に、新しいNISAがスタートしていることを知っていたか聞いたところ、「知っていた」は76.1%、「知らなかった」は23.9%となりました。
男女・年代別にみると、「知っていた」と回答した人の割合は、男性では40代(90.0%)が最も高く、9割に達しました。女性では60代以上(85.0%)が最も高くなりました。
新しいNISAがスタートしていることを知っていた人(761名)に、夫婦で一緒に考えて行う投資に新しいNISAを利用しているか聞いたところ、「利用している」は31.3%、「利用していない」は68.7%となりました。
年代別にみると、「利用している」と回答した人の割合は、30代(46.0%)が最も高くなりました。
- 「今後も、夫婦で一緒に考えて行う投資に新しいNISAを利用したい」夫婦で一緒に考えて行う投資に新しいNISAを利用している人の95%
全回答者(1,000名)に、今後(今後も)、夫婦で一緒に考えて行う投資に新しいNISAを利用したいと思うか聞いたところ、「利用したいと思う」は42.5%、「利用したいと思わない」は57.5%となりました。
年代別にみると、「利用したいと思う」と回答した人の割合は、30代(52.0%)では半数以上となりました。
夫婦で一緒に考えて行う投資に新しいNISAを利用している人(238名)に、今後も、夫婦で一緒に考えて行う投資に新しいNISAを利用したいと思うか聞いたところ、「利用したいと思う」は94.5%、「利用したいと思わない」は5.5%と、大多数の人が、引き続き新しいNISAを利用して、夫婦で投資に取り組みたいと考えていることがわかりました。
年代別にみると、「利用したいと思う」と回答した人の割合は、40代(98.1%)が最も高くなりました。
- 「定額減税で消費意欲が高まった」定額減税対象者の23%
- 「定額減税の効果で夫婦旅の頻度が増えた」定額減税対象者の16%、20代では24%
- 「定額減税は夫婦円満度の向上に効果があった」定額減税対象者の24%、20代では34%
- 「定額減税はデフレ脱却に効果的な経済政策だと思う」定額減税対象者の31%
2024年の6月から1年間、定額減税が実施されています。定額減税では、納税者及び扶養親族1人につき、2024年分の所得税から3万円、2024年度分の個人住民税所得割から1万円が減税されます。合計所得金額が1,805万円超の人は対象外となっています。この定額減税について質問しました。
自身または配偶者が働いている人(913名)に、自身または配偶者は定額減税の対象になっているか聞いたところ、「対象になっている」は57.4%、「対象になっていない」は42.6%でした。
自身または配偶者が定額減税の対象になっている人(524名)に、定額減税で消費意欲は高まったか聞いたところ、「高まった」は22.9%、「高まっていない」は77.1%となりました。
年代別にみると、「高まった」と回答した人の割合は、若い年代ほど高い傾向がみられ、20代では28.6%となりました。
定額減税の効果で夫婦旅の頻度が増えたか聞いたところ、「増えた」は15.5%、定額減税は夫婦円満度の向上に効果があったか聞いたところ、「あった」は23.5%でした。
年代別にみると、定額減税の効果で夫婦旅の頻度が増えたと回答した人の割合と、定額減税は夫婦円満度の向上に効果があったと回答した人の割合は、いずれも若い年代ほど高い傾向がみられ、20代では順に23.5%、33.7%となりました。若年層の夫婦では、定額減税の効果で夫婦一緒に旅行する機会が増えたり、夫婦仲が良くなったりと、プラスの影響がみられたケースが少なくないようです。
定額減税はデフレ脱却に効果的な経済政策だと思うか聞いたところ、「そう思う」は30.5%、「そう思わない」は69.5%となりました。
年代別にみると、「そう思う」と回答した人の割合は、若い年代ほど高くなりました。若年層には、賃金上昇が物価高に追いつかず大きな負担となっている状況が、定額減税によって緩和されると期待する人が多いようです。
▼夫婦の投資事情
- 「夫婦で一緒に考えて投資をしている」38%、昨年調査から7ポイント上昇
- 「配偶者に内緒で投資をしている」24%
- 夫婦で一緒に考えて投資をしている資産 1位「日本株式」2位「投資信託」
- 配偶者に内緒で投資をしている資産 1位「日本株式」2位「投資信託」
全回答者(1,000名)に、“夫婦で一緒に考えて投資をしている資産”と“配偶者に内緒で投資をしている資産”の有無を聞いたところ、“夫婦で一緒に考えて投資をしている資産”がある人の割合は38.4%、“配偶者に内緒で投資をしている資産”がある人の割合は23.7%となりました。
昨年の調査結果と比較すると、“夫婦で一緒に考えて投資をしている資産”がある人の割合は、2023年31.8%→2024年38.4%と6.6ポイント上昇しました。新しいNISAのスタートなどが後押しとなってか、夫婦で相談しながら投資に取り組む人が増えているようです。また、“配偶者に内緒で投資をしている資産”がある人の割合は、2023年20.8%→2024年23.7%と2.9ポイント上昇しました。
夫婦で一緒に考えて投資をしている人(384名)に、夫婦で一緒に考えて投資をしている資産を聞いたところ、「日本株式」(51.6%)が最も高くなり、「投資信託(「REIT」以外)」(37.5%)、「外国株式」(18.2%)、「金(ゴールド)・プラチナ」(10.9%)、「不動産」(10.2%)が続きました。
配偶者に内緒で投資をしている人(237名)に、配偶者に内緒で投資をしている資産を聞いたところ、「日本株式」(42.2%)が最も高くなり、「投資信託(「REIT」以外)」(29.1%)、「外国株式」(14.8%)、「暗号資産(仮想通貨)」(13.9%)、「外貨(FXを含む)」(10.1%)が続きました。
昨年の調査結果と比較すると、「外貨(FXを含む)」は5.3ポイント下降(2023年15.4%→2024年10.1%)しました。
▼夫婦関係と夫婦円満投資
- 「夫婦の役割分担を見直している」49%、20代では59%
- 夫婦円満度の自己採点 平均は67点、夫婦の役割分担を見直している人では71点
夫婦関係について質問しました。
全回答者(1,000名)に、自分たち夫婦は、夫婦の役割分担を見直しているか聞いたところ、「定期的に見直している」は14.5%、「気になったときに見直している」は34.3%で、合計した『見直している(計)』は48.8%、「見直していない」は51.2%となりました。
年代別にみると、夫婦の役割分担を見直している人の割合は、20代(59.0%)と30代(53.5%)では半数以上でした。若い夫婦では、家事・育児などの分担について改善できているケースが多いようです。
次に、自分たち夫婦の現在の仲(円満度)を、100点満点で自己採点すると何点になるか聞いたところ、「50点~60点未満」(12.5%)や「80点~90点未満」(20.8%)、「90点~100点未満」(13.6%)、「100点」(17.8%)などに回答が分かれ、平均は67.0点となりました。
夫婦の役割分担の見直し状況別にみると、夫婦の現在の仲の自己採点の平均は、役割分担を見直している人では71.2点と、見直していない人(63.0点)と比べて8.2点高くなりました。
- 夫婦円満でいるために行っていることTOP3 「多少のことは我慢する」「話を聞く」「家事をする」、
20代男性では「記念日を祝う」、50代男性では「話を聞く」、30代女性では「感謝の気持ちを言葉で伝える」、60代以上女性では「互いの健康を気遣う」が1位に
良好な夫婦関係を保つために、どのような行動を心がけている人が多いのでしょうか。
全回答者(1,000名)に、夫婦円満でいるために行っていることを聞いたところ、「多少のことは我慢する」(39.3%)が最も高くなりました。愚痴や文句を抑えて相手の気持ちを尊重することが、夫婦円満の秘訣だと考える人が多いようです。次いで高くなったのは、「話を聞く」(35.3%)、「家事をする」(33.7%)、「感謝の気持ちを言葉で伝える」(32.7%)、「互いの健康を気遣う」(30.0%)でした。
男女・年代別にみると、20代男性では「記念日を祝う」(27.0%)、30代男性、40代男性、20代女性では「家事をする」(順に33.0%、40.0%、38.0%)、50代男性では「話を聞く」(45.0%)、30代女性では「感謝の気持ちを言葉で伝える」(46.0%)、60代以上女性では「互いの健康を気遣う」(59.0%)が1位となりました。
- 夫婦円満でいるために配偶者に行ってほしいこと 1位は「感謝の気持ちを言葉で伝える」、
60代以上男性では「多少のことは我慢する」、40代女性では「話を聞く」と「お金を稼ぐ」が1位に
次に、全回答者(1,000名)に、夫婦円満でいるために配偶者に行ってほしいことを聞いたところ、「感謝の気持ちを言葉で伝える」(24.4%)が最も高くなりました。配偶者から“ありがとう”の言葉を聞きたいと思う人が多いようです。次いで高くなったのは、「嘘をつかない」(21.2%)、「話を聞く」(20.5%)、「家事をする」(20.3%)、「多少のことは我慢する」「互いの意思・価値観を尊重する」(いずれも19.9%)でした。
男女・年代別にみると、30代男性と40代男性では「スキンシップをとる」(順に19.0%、25.0%)、60代以上男性では「多少のことは我慢する」(24.0%)、40代女性では「話を聞く」と「お金を稼ぐ」(いずれも36.0%)、60代以上女性では「互いの健康を気遣う」(44.0%)が1位でした。
- 夫婦仲をお手本にしたい芸能人夫婦 1位「庄司智春さん・藤本美貴さん」2位「杉浦太陽さん・辻希美さん」
- 夫婦仲をお手本にしたいアニメキャラ夫婦 1位「フグ田マスオ・フグ田サザエ」2位「野原ひろし・野原みさえ」
最後に、全回答者(1,000名)に、“夫婦円満”をテーマに、イメージに合う芸能人夫婦やアニメキャラ夫婦について質問しました。
夫婦仲をお手本にしたい芸能人夫婦を聞いたところ、1位「庄司智春さん・藤本美貴さん」(57名)、2位「杉浦太陽さん・辻希美さん」(46名)、3位「ヒロミさん・松本伊代さん」(45名)、4位「反町隆史さん・松嶋菜々子さん」(26名)、5位「佐々木健介さん・北斗晶さん」(20名)となりました。藤本美貴さんのトークから垣間見られる夫婦仲の睦まじさや、庄司智春さんの愛妻家ぶりが印象に残っている人が多いのではないでしょうか。
夫婦仲をお手本にしたいアニメキャラ夫婦を聞いたところ、「フグ田マスオ・フグ田サザエ(サザエさん)」(87名)がダントツとなり、2位「野原ひろし・野原みさえ(クレヨンしんちゃん)」(28名)、3位「バカボンのパパ・バカボンのママ(天才バカボン)」(17名)、4位「磯野波平・磯野フネ(サザエさん)」(13名)、5位「ロイド・フォージャー・ヨル・フォージャー(SPY×FAMILY)」(11名)と続きました。ほほえましいエピソードの中に夫婦の絆を感じる、マスオさん・サザエさん夫婦を挙げる人が多い結果となりました。
■調査概要■
調査タイトル:夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2024
調査対象:ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする20歳以上の既婚(配偶者がいる)男女
調査期間:2024年10月9日~10月10日
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
有効回答数:1,000サンプル
実施機関:ネットエイジア株式会社
スパークス・アセット・マネジメント株式会社
プレスリリース種別 | 調査レポート |
---|---|
情報ジャンル |
|
地域情報 |
|
検索キーワード |
|
新着プレスリリース
ジブラルタ生命調べ 今年、配偶者・パートナーに“愛の言葉”を伝えた回数 平均は24.7回 1位「長野県」43.5回、2位「群馬県」38.7回、3位「鹿児島県」38.3回
ジブラルタ生命保険株式会社
2024年11月21日 15時24分
スパークス・アセット・マネジメント調べ 夫婦の“今年の家計”を表す漢字 1位「苦」2位「貯」3位「節」
スパークス・アセット・マネジメント株式会社
2024年11月12日 11時11分
PGF生命調べ 人生100年時代 親の介護で不安なこと TOP2は「精神的負担」「体力的負担」 4人に1人が「介護と仕事の両立」、5人に1人が「介護費用が足りない」が不安と回答
プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険株式会社
2024年11月12日 10時14分
ホンダアクセス調べ 「今後も車中泊をしたい」車中泊経験者の52%、20代では73%
株式会社ホンダアクセス
2024年10月24日 11時34分
パナソニック株式会社調べ 「動物病院のニオイは病院選びに影響する」79%
パナソニック株式会社 空質空調社
2024年10月22日 11時40分
アニソフィアプロジェクト公式ウェブサイト開設
アニソフィア株式会社
2024年09月27日 20時30分
ILACY(アイラシイ)調べ フェムゾーンを洗うとき、全体の73%が「フェムゾーン用ではないボディソープ」を使用
株式会社アドバンスト・メディカル・ケア
2024年09月10日 13時05分
連合調べ 「カーボンニュートラルの取り組みが必要だと思う」67.2%
日本労働組合総連合会
2024年09月05日 16時00分
ソニー生命調べ 最近1年間の“孫消費”の金額 平均は104,717円
ソニ-生命保険株式会社
2024年09月05日 15時01分
パナソニック株式会社調べ 「部屋のニオイが宿泊施設の満足度に影響する」89%
パナソニック株式会社 空質空調社
2024年09月04日 11時10分
レックスアドバイザーズ調べ “理想のCFO”のイメージを漢字二文字で表すと? 1位「堅実」2位「誠実」3位「敏腕」
株式会社レックスアドバイザーズ
2024年08月28日 11時05分
ソニー損保調べ 次に車を買替える時に購入したい車 1位「N-BOX(ホンダ)」、2位「プリウス(トヨタ)」、「ルーミー(トヨタ)」が大幅上昇し3位
ソニー損害保険株式会社
2024年08月26日 11時07分
SMBCコンシューマーファイナンス調べ 「セミナーや学校の授業で“金融知識”を学んだことがない」10代の42.8%
SMBCコンシューマーファイナンス株式会社
2024年08月22日 15時01分
スカパーJSAT調べ 「勤務先周辺のハザードマップを見たことがある」ビジネスパーソンの35%
スカパーJSAT株式会社
2024年08月06日 13時01分
連合調べ フリーランスがより働きやすくなるために必要だと思うこと 1位「フリーランスの立場や権利を守る法律の整備」2位「フリーランスが利用できる福利厚生」
日本労働組合総連合会
2024年08月05日 11時02分