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SMBCコンシューマーファイナンス調べ 「セミナーや学校の授業で“金融知識”を学んだことがない」10代の42.8%

10代の金銭感覚についての意識調査2024

SMBCコンシューマーファイナンス株式会社


SMBCコンシューマーファイナンス株式会社(代表取締役社長:髙橋 照正、https://www.smbc-cf.com、サービスブランド「プロミス」)は、2024年7月12日~16日の5日間、15歳~19歳の学生を対象に「10代の金銭感覚についての意識調査2024」をインターネットリサーチで実施し、1,000名の有効サンプルの集計結果を公開しました。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)

*前回調査である「10代の金銭感覚についての意識調査2023」は2023年7月に調査(8月28日発表)しております。

[アンケート調査結果]
【10代の収入と預貯金】
  • 10代の収入状況 「お小遣い以外の収入がある」高校生の24.0%、大学生等の66.0%
  • ひと月あたりの収入額 高校生は平均10,477円、大学生等は平均40,826円
全国の15歳~19歳の学生1,000名(全回答者)に対し、収入状況について質問しました。
まず、全回答者(1,000名)に対し、現在の収入状況を聞いたところ、「収入はない」は23.2%、「収入はお小遣いのみ」は36.0%、「お小遣い以外の収入がある」は40.8%となりました。
学生区分別にみると、高校生では「収入はない」が27.7%、「収入はお小遣いのみ」が48.3%、「お小遣い以外の収入がある」が24.0%、大学生・短大生・専門学校生・予備校生(以下「大学生等」)では「収入はない」が16.5%、「収入はお小遣いのみ」が17.5%、「お小遣い以外の収入がある」が66.0%でした。

ひと月あたりの収入額を聞いたところ、高校生では平均10,477円、大学生等では平均40,826円でした。
前回の調査結果と比較すると、ひと月あたりの収入額の平均は、高校生では1,173円の減少(前回調査11,650円→今回調査10,477円)となった一方、大学生等では2,680円の増加(前回調査38,146円→今回調査40,826円)となりました。

  • ひと月あたりのお小遣い額 高校生は平均3,764円、大学生等は平均10,341円
  • お小遣いのもらい方 「現金でのみ」76.8%、「電子マネーでのみ」3.0%、「現金と電子マネーの両方で」20.2%
次に、お小遣いについて質問しました。
全回答者(1,000名)に、家族からもらっているお小遣いは、ひと月あたり、いくらくらいか聞いたところ、高校生では平均3,764円、大学生等では平均10,341円でした。
前回の調査結果と比較すると、家族からもらっているお小遣い額の平均は、高校生では597円の減少(前回調査4,361円→今回調査3,764円)となった一方、大学生等では1,025円の増加(前回調査9,316円→今回調査10,341円)となりました。

家族からお小遣いをもらっている人(539名)に、お小遣いをもらう際、どのような方法でもらっているか聞いたところ、「現金でのみ」が76.8%、「電子マネー(PayPayなど)でのみ」が3.0%、「現金と電子マネー(PayPayなど)の両方で」が20.2%となりました。キャッシュレス決済が普及しているものの、お小遣いの受け渡しは現金でのみというケースが大多数のようです。
学生区分別にみると、現金でのみもらっている人の割合は、高校生では78.1%と、大学生等(73.8%)と比べて4.3ポイント高くなりました。
居住エリア別にみると、「現金でのみ」が最も高くなったのは近畿(84.4%)、「電子マネー(PayPayなど)でのみ」が最も高くなったのは北陸・甲信越(9.5%)、「現金と電子マネー(PayPayなど)の両方で」が最も高くなったのは九州・沖縄(32.1%)でした。

  • 1ヶ月のアルバイト代 高校生は平均6,402円、大学生等は平均29,993円
アルバイト収入について質問しました。
全回答者(1,000名)に、1ヶ月のアルバイト代はいくらくらいか聞いたところ、高校生では平均6,402円、大学生等では平均29,993円でした。
前回の調査結果と比較すると、1ヶ月のアルバイト代の平均は、高校生では627円の減少(前回調査7,029円→今回調査6,402円)となった一方、大学生等では1,495円の増加(前回調査28,498円→今回調査29,993円)となりました。
家族からもらっているお小遣い額の平均と1ヶ月のアルバイト代の平均のいずれも、高校生では前回調査から減少し、大学生等では前回調査から増加しています。

  • 「フリマアプリで収入を得ている」10代の14.3%、収入額は平均2,680円/月
フリマアプリでの収入について質問しました。
全回答者(1,000名)に、フリマアプリで収入を得ているか聞いたところ、「得ている」が14.3%、「得ていないが、得たいと思う」が43.0%で、合計した『前向き(計)』は57.3%となりました。
『前向き(計)』と回答した人の割合は、女性では63.6%と、男性(51.0%)と比べて12.6ポイント高くなりました。

フリマアプリで収入を得ている人(143名)に、フリマアプリによるひと月あたりの収入金額を聞いたところ、「1,000円未満」(20.3%)や「1,000円~2,000円未満」(32.9%)、「2,000円~3,000円未満」(18.2%)に多くの回答が集まり、平均は2,680円でした。
前回の調査結果と比較すると、収入額の平均は363円の増加(前回調査2,317円→今回調査2,680円)となりました。

  • 「預貯金をしている」高校生は47.3%、預貯金額の平均は前回調査から74,101円増加し240,140円
  • 「預貯金をしている」大学生等は57.5%、預貯金額の平均は前回調査から34,107円増加し324,508円
  • 預貯金をする理由は? 1位「将来のため」2位「万が一のときのため」3位「買いたいものがあるため」
続いて、現在の預貯金の状況について質問しました。
全回答者(1,000名)に、預貯金をしているか聞いたところ、「している」は51.4%、「していないが、したいと思う」は39.9%、「していないし、したいと思わない」は8.7%となりました。
預貯金をしている人の割合は、高校生では47.3%、大学生等では57.5%となりました。

前回の調査結果と比較すると、預貯金をしている人の割合は、大学生等では3.4ポイントの下降(前回調査60.9%→今回調査57.5%)となりました。

預貯金をしている人(514名)に、今、どのくらいの預貯金を持っているか聞いたところ、高校生では平均240,140円、大学生等では平均324,508円でした。
前回の調査結果と比較すると、預貯金額の平均は、高校生では74,101円の増加(前回調査166,039円→今回調査240,140円)、大学生等では34,107円の増加(前回調査290,401円→今回調査324,508円)と、高校生で増加幅が大きくなりました。経済や社会情勢に対する不安感の高まりが貯蓄行動を後押しするケースが増えているのではないでしょうか。

預貯金をしている人・預貯金をしたいと思っている人(913名)に、その理由を聞いたところ、「将来のため」(53.6%)が最も高くなり、「万が一のときのため」(37.8%)、「買いたいものがあるため」(36.1%)、「一人暮らしをするため」(23.2%)、「旅行に行くため」(23.0%)が続きました。

  • 「今の貯蓄状況に不安を感じている」10代の57.2%、大学生等の女性では65.4%
全回答者(1,000名)に、現在の自分の貯蓄状況について、不安を感じているか聞いたところ、「感じている」は57.2%、「感じていない」は42.8%となりました。
不安を感じている人の割合は、女性では60.6%と、男性(53.8%)と比べて6.8ポイント高くなり、大学生等では62.3%と、高校生(53.8%)と比べて8.5ポイント高くなりました。
男女・学生区分別にみると、不安を感じている人の割合は、大学生等の女性(65.4%)が最も高くなりました。

【10代のお金の使い方】
  • 普段、財布にはいくらくらい現金が入っている? 高校生は平均4,206円、大学生等は平均6,280円
  • 普段、いくらくらい電子マネーを持ち歩いている? 高校生は平均2,989円、大学生等は平均5,723円
お金の使い方について質問しました。

まず、全回答者(1,000名)に、普段、財布にはいくらくらい現金が入っているか聞いたところ、「1,000円~2,000円未満」(16.2%)や「2,000円~3,000円未満」(17.0%)、「3,000円~5,000円未満」(18.2%)、「5,000円~10,000円未満」(19.3%)、「10,000円~15,000円未満」(10.8%)に回答が分かれ、平均は5,036円でした。
学生区分別にみると、高校生では平均4,206円、大学生等では平均6,280円でした。

また、普段、いくらくらい電子マネーを持ち歩いているか聞いたところ、「1,000円~2,000円未満」(21.6%)に最も多くの回答が集まったほか、「1,000円未満」(12.8%)や「2,000円~3,000円未満」(11.6%)、「5,000円~10,000円未満」(12.0%)にも回答がみられ、平均は4,082円でした。他方、「0円(持ち歩いていない)」は20.0%となりました。
学生区分別にみると、高校生では平均2,989円、大学生等では平均5,723円でした。

  • ひと月あたりの消費額 高校生は平均4,679円、大学生等は平均21,287円
全回答者(1,000名)に、ひと月あたり、いくらくらいお金を使っているか聞いたところ、「1,000円未満」(22.4%)や「3,000円~5,000円未満」(12.6%)、「5,000円~10,000円未満」(15.4%)、「10,000円~20,000円未満」(13.5%)に回答が分かれ、平均は11,322円でした。
学生区分別にみると、高校生では平均4,679円、大学生等では平均21,287円でした。

前回の調査結果と比較すると、ひと月あたりに使っているお金の平均は、高校生では2,444円の減少(前回調査7,123円→今回調査4,679円)、大学生等では256円の減少(前回調査21,543円→今回調査21,287円)と、高校生での減少幅が大きくなりました。景気の先行きに対する不透明感が強まるなか、節約意識が高まっている人が増えているのではないでしょうか。

  • 10代の男性がお金をかけたいもの 1位「ゲーム」2位「外食」3位「友人との交際」
  • 10代の女性がお金をかけたいもの 1位「推し活」2位「美活」3位「ファッション」
全回答者(1,000名)に、お金をかけたいと思うものを聞いたところ、1位「推し活(アイドル・キャラクターのグッズなど)」(38.1%)、2位「友人との交際」(35.6%)、3位「ファッション」(32.5%)、4位「外食(テイクアウト含む)」(31.9%)、5位「おやつ(お菓子・ジュースなど)」(30.0%)となりました。
男女別にみると、男性では1位「ゲーム」(33.2%)、2位「外食(テイクアウト含む)」(29.2%)、3位「友人との交際」(27.0%)、女性では1位「推し活(アイドル・キャラクターのグッズなど)」(53.8%)、2位「美活(メイク・美容院など)」(47.0%)、3位「ファッション」(46.8%)でした。

前回の調査結果と比較すると、男性では「外食(テイクアウト含む)」が前回4位→今回2位と順位を上げTOP3にランクインしました。他方、女性では「推し活(アイドル・キャラクターのグッズなど)」が前回3位→今回1位と順位を2つ上げトップとなりました。アイドルやキャラクターなどの応援のため、積極的にお金を費やす推し活ライフに熱中する女性が増えているようです。

  • 10代が取り組んでいる節約術 1位「貯めたポイントを利用」2位「外食を控える」3位「学割を利用」
支出を抑えるための節約術について質問しました。
全回答者(1,000名)に、節約のために行っていることを聞いたところ、「貯めたポイントを利用する」(44.1%)が最も高くなり、「外食を控える」(42.5%)、「学割を利用する」(38.0%)、「クーポンを利用する」(35.9%)、「100円ショップを利用する」(28.3%)が続きました。
男女別にみると、男性では「外食を控える」(38.8%)、女性では「貯めたポイントを利用する」(50.6%)が1位でした。

学生区分別にみると、「外食を控える」(高校生39.0%、大学生等47.8%)や「学割を利用する」(高校生34.3%、大学生等43.5%)、「マイボトルを持ち歩く」(高校生17.3%、大学生等28.7%)では高校生と比べて大学生等のほうが約10ポイント高くなりました。

  • 自分のお金を使う普段の消費では、いくらまでなら高すぎると思わないか?
    「普段の外食(1回)」では平均2,072円、「普段着る服(1着)」では平均4,382円、
    「友だちへの誕生日プレゼント(1個)」では平均4,036円、「恋人への誕生日プレゼント(1個)」では平均6,739円
普段の消費について、ギリギリ購入できる金額について質問しました。
全回答者(1,000名)に、自分のお金を使う普段の消費では、いくらまでなら高すぎると思わないかを聞いたところ、【普段の外食(1回)で使う金額】では、「1,000円~1,500円未満」(26.0%)や「2,000円~3,000円未満」(22.8%)に多くの回答が集まり、平均は2,072円でした。
男女別にみると、男性では平均1,931円、女性では平均2,213円でした。

【普段着る服(1着)に使う金額】では、「2,000円~3,000円未満」(20.2%)や「3,000円~4,000円未満」(20.5%)、「5,000円~10,000円未満」(20.7%)に回答が集まり、平均は4,382円でした。
男女別にみると、男性では平均4,183円、女性では平均4,581円でした。

また、【友だちへの誕生日プレゼント(1個)に使う金額】では、「2,000円~3,000円未満」(19.3%)や「3,000円~4,000円未満」(19.3%)、「5,000円~10,000円未満」(18.3%)に回答が集まり、平均は4,036円でした。
男女別にみると、男性では平均4,417円、女性では平均3,655円でした。

【恋人への誕生日プレゼント(1個)に使う金額】では、「5,000円~10,000円未満」(26.3%)に最も多くの回答が集まり、平均は6,739円でした。
男女別にみると、男性では平均7,780円、女性では平均5,698円でした。

  • 「投資をしている」10代の13.5%、投資に前向きな10代は58.0%
  • 10代投資家が投資しているもの 1位「株式」2位「投資信託」3位「仮想通貨
次に、投資(株式投資、仮想通貨、実物投資、ポイント運用・ポイント投資など)について質問しました。
全回答者(1,000名)に、投資をしているか聞いたところ、「している」は13.5%、「していないが、したいと思う」は44.5%で、合計した『前向き(計)』は58.0%となりました。
前回の調査結果と比較すると、投資に前向きな人の割合は、男性では6.2ポイントの上昇(前回調査58.4%→今回調査64.6%)、女性では6.6ポイントの上昇(前回調査44.8%→今回調査51.4%)、高校生では5.7ポイントの上昇(前回調査51.1%→今回調査56.8%)、大学生等では7.5ポイントの上昇(前回調査52.3%→今回調査59.8%)と、いずれの層においても上昇する結果となり、10代の投資意欲の高まりが明らかになりました。

投資をしている人(135名)に、投資をしているものを聞いたところ、「株式」(24.4%)が最も高くなり、「投資信託」(20.0%)、「仮想通貨」(12.6%)、「服」(11.1%)、「FX」(9.6%)が続きました。

他方、投資をしたい人(445名)に、投資をしたいと思うものを聞いたところ、「株式」(43.6%)が突出して高くなり、「投資信託」(19.6%)、「FX」(19.3%)、「仮想通貨」「服」(いずれも17.5%)が続きました。

また、投資をしている人(135名)に、投資で得ている利益は、ひと月あたり、いくらくらいか聞いたところ、「0円(ない)」(30.4%)や「1,000円未満」(11.9%)、「1,000円~2,000円未満」(11.1%)、「わからない」(25.2%)に回答が分かれ、利益額を把握している人(「わからない」を除く)の平均は6,644円でした。

  • 「自己投資にお金を使っている」高校生の51.8%、ひと月あたりの自己投資額は平均3,718円
  • 「自己投資にお金を使っている」大学生等の62.7%、ひと月あたりの自己投資額は平均7,787円
自己投資(自分の成長のためにお金や時間をかけること。外見や内面の自分磨きに関することも含む)について質問しました。
全回答者(1,000名)に、自己投資にお金を使っているか聞いたところ、「お金を使っている」は56.2%、「お金を使っていない」は43.8%となりました。
自己投資にお金を使っている人の割合は、女性では66.2%と、男性(46.2%)と比べて20.0ポイント高くなり、大学生等では62.7%と、高校生(51.8%)と比べて10.9ポイント高くなりました。
男女・学生区分別にみると、自己投資にお金を使っている人の割合は、大学生等の女性(68.2%)が最も高くなりました。

自己投資にお金を使っている人(562名)に、自己投資に、ひと月あたり、いくらくらいお金を使っているか聞いたところ、「1,000円~2,000円未満」(24.7%)や「5,000円~10,000円未満」(17.6%)、「10,000円~20,000円未満」(14.6%)などに回答が分かれ、平均は5,535円でした。
学生区分別にみると、平均は高校生では3,718円、大学生等では7,787円でした。

  • 「サブスクリプションサービスを利用している」大学生等の38.8%、前回調査より9.8ポイント上昇
続いて、“サブスクリプションサービス(サブスク)”について質問しました。
全回答者(1,000名)に、定額制サービス(動画配信や音楽配信サービスなど、利用期間に応じて支払いが発生するサービス)の利用をしているか聞いたところ、「している」は26.7%、「していないが、したいと思う」は33.2%で、合計した『前向き(計)』は59.9%となりました。
前回の調査結果と比較すると、定額制サービスを利用している人の割合は、大学生等では9.8ポイントの上昇(前回調査29.0%→今回調査38.8%)となりました。

定額制サービスを利用している人(267名)に、定額制サービスに、ひと月あたり、いくらくらいお金を使っているか聞いたところ、「500円~1,000円未満」(32.6%)や「1,000円~2,000円未満」(33.0%)に多くの回答が集まり、平均は1,463円でした。
前回の調査結果と比較すると、平均は112円の減少(前回調査1,575円→今回調査1,463円)となりました。

  • 「ゲーム課金をしている」10代の11.6%
    ひと月あたりのゲーム課金額は平均2,649円、前回調査より453円減少
ゲームへの課金について質問しました。
全回答者(1,000名)に、ゲームでのアイテムの購入やガチャ等の利用(ゲームへの課金)をしているか聞いたところ、「している」は11.6%、「していないが、したいと思う」は19.7%で、合計した『前向き(計)』は31.3%となりました。

ゲーム課金をしている人(116名)に、ゲームでのアイテムの購入やガチャ等の利用(ゲーム課金)に、ひと月あたり、いくらくらいお金を使っているか聞いたところ、平均は2,649円でした。
前回の調査結果と比較すると、平均は全体では453円の減少(前回調査3,102円→今回調査2,649円)、男性では349円の増加(前回調査2,584円→今回調査2,933円)、女性では2,359円の減少(前回調査4,324円→今回調査1,965円)、高校生では124円の減少(前回調査2,573円→今回調査2,449円)、大学生等では1,065円の減少(前回調査3,969円→今回調査2,904円)となりました。

  • 「課金してでもゲームを有利に進めたい」10代の13.1%
  • 「ゲーム課金したことに後悔した経験がある」10代の22.9%、高校生の男性では31.9%
ゲーム課金に関する意識について聞きました。
<お金を使ってでも(課金してでも)ゲームを有利に進めたい>では「そう思う」は13.1%となりました。「そう思う」と回答した人の割合は、男性では18.8%と、女性(7.4%)と比べて11.4ポイント高くなりました。
また、<ほしいアイテム・キャラを手に入れるためのお金は惜しみたくない>では「そう思う」は21.2%、<お金を使わないと楽しく遊べない>では「そう思う」は19.1%、<レアアイテムやレアキャラを手に入れたときは誇らしい気持ちになる>では「そう思う」は47.4%となりました。

続いて、ゲームでお金を使ったこと(ゲーム課金したこと)に後悔したことがあるか聞いたところ、「ある」は22.9%、「ない」は77.1%となりました。
男女・学生区分別にみると、後悔したことがある人の割合は高校生の男性(31.9%)が最も高くなりました。

  • 「推し活をしている」10代の45.2%、女性では61.8%
  • ひと月あたりの推し活消費額 推し活をしている人の平均は5,973円
  • 推し活ではどのようなことでお金を使っている?
    1位「作品・グッズの購入」2位「コラボしている商品・サービスの購入」3位「ライブ・イベントに参加」
推し活(自分が好きな歌手やアイドル、キャラクターなどを応援する活動全般)について質問しました。
全回答者(1,000名)に、推し活(自分が好きな歌手やアイドル、キャラクターなどを応援する活動全般)をしているか聞いたところ、「している」は45.2%、「していないが、したいと思う」は17.4%で、合計した『前向き(計)』は62.6%となりました。
推し活をしている人の割合は、女性では61.8%、大学生等の女性では66.8%となりました。

推し活をしている人(452名)に、推し活に、ひと月あたり、いくらくらいお金を使っているか聞いたところ、「5,000円~10,000円未満」(22.6%)に最も多くの回答が集まり、平均は5,973円でした。
学生区分別にみると、高校生では平均4,840円、大学生等では平均7,439円でした。

また、推し活ではどのようなことでお金を使っているか聞いたところ、「作品・グッズの購入」(73.2%)が最も高くなりました。次いで高くなったのは、「コラボしている商品・サービスの購入」(49.3%)、「ライブ・イベントに参加」(49.1%)、「推し活グッズの作成(うちわなど)」(27.0%)、「イメージカラーのものを購入(ファッションなど)」(23.5%)でした。

  • 「幸せになるためにはお金が必要だと思う」10代の77.7%、女性では80.2%
  • 幸せになるために必要だと思う世帯年収の平均
    「単身世帯」488万円、「夫婦2人世帯」796万円、「夫婦・子ども2人の世帯」1,319万円
全回答者(1,000名)に、幸せになるためにお金が必要だと思うか聞いたところ、「そう思う」は77.7%、「そう思わない」は22.3%となりました。
幸せになるためにお金が必要だと思う人の割合は、女性では80.2%と、男性(75.2%)と比べて5.0ポイント高くなりました。

幸せになるためにお金が必要だと思う人(777名)に、幸せになるために必要だと思う世帯年収を世帯構成ごとに聞きました。
幸せになるために必要だと思う世帯年収の平均は、「単身世帯(ひとり暮らし)の場合」では488万円、「夫婦2人だけの世帯の場合」では796万円、「夫婦と子どもが2人(高校生と大学生)の世帯(4人家族)の場合」では1,319万円でした。
前回の調査結果と比較すると、平均は、「単身世帯(ひとり暮らし)の場合」では7万円の増加(前回調査481万円→今回調査488万円)となった一方、「夫婦2人だけの世帯の場合」では77万円の減少(前回調査873万円→今回調査796万円)、「夫婦と子どもが2人(高校生と大学生)の世帯(4人家族)の場合」では276万円の減少(前回調査1,595万円→今回調査1,319万円)となりました。

  • 人生を楽しむために一番大切にしたいと思うもの 1位「趣味」2位「自分らしさ」3位「恋人・パートナー」
    高校生の女性では1位「自分らしさ」、大学生等の女性では1位「家族」
全回答者(1,000名)に、人生を楽しむために一番大切にしたいと思うものを聞いたところ、1位「趣味」(14.4%)、2位「自分らしさ」(10.4%)、3位「恋人・パートナー」(9.8%)、4位「家族」(9.4%)、5位「友人」(9.2%)となりました。
回答の理由をみると、1位の「趣味」については「どんなことがあっても自分のことを支えてくれるから」や「一人で好きなことをじっくりできるから」、「推しを見ると心が安らぐから」、2位の「自分らしさ」については「人の目を気にせず堂々と生きたいから」や「人に何と言われようと、自分を曲げたくないから」、「自分らしさを考えることが自己肯定感につながると思うから」、3位の「恋人・パートナー」については「大切な存在だから」や「自分にとって一番信頼できる人だから」、「恋人の幸せが自分の幸せだから」といった回答が挙げられました。

男女・学生区分別にみると、高校生の男性と大学生等の男性ではいずれも1位「趣味」(順に16.1%、18.0%)となりました。趣味が人生を豊かにしてくれると考える男性が多いのではないでしょうか。他方、高校生の女性では1位「自分らしさ」(12.7%)、大学生等の女性では1位「家族」(13.4%)となりました。
前回の調査結果と比較すると、高校生の男性と大学生等の男性では「趣味」が2年連続1位で、高校生の女性では「自分らしさ」が前回4位→今回1位、大学生等の女性では「家族」が前回2位→今回1位と、それぞれ順位を上げました。


  • 各ライフイベントにかかる費用のイメージ 1回あたり平均いくらくらい必要か
    「就職活動」15万円、「結婚」236万円、「出産」93万円、「自動車購入」258万円、「住宅購入」2,478万円
ライフイベントにかかる費用のイメージについて質問しました。
全回答者(1,000名)に、ライフイベントにかかる費用について、1回あたり、いくらくらい必要になると思うか聞いたところ、「就職活動費(スーツ代、交通費、宿泊費など)」では平均15万円、「結婚費用(婚約指輪代、披露宴代、新婚旅行代など)」では平均236万円、「出産費用(入院代、分娩代など)」では平均93万円となりました。

自動車や住宅の購入についてみると、「自動車購入費(車両代、法定費用、ローン金利など)」では平均258万円、「住宅購入費(土地代、住宅代、仲介手数料、ローン金利など)」では平均2,478万円となりました。

  • 夢や目標を実現するための費用の準備方法 1位「働く」2位「預貯金する」3位「不用品を売る」
全回答者(1,000名)に、夢や目標を実現するための費用の準備方法について質問しました。
まず、利用したことがある方法を聞いたところ、「働く(アルバイト、単発の仕事も含む)」(29.3%)と「預貯金する」(28.3%)が特に高くなり、「不用品を売る」(17.8%)、「貰う(相続含む)」(12.8%)、「家族や知人などから借りる」(12.0%)が続きました。
学生区分別にみると、大学生等では「働く(アルバイト、単発の仕事も含む)」が46.0%と、高校生(18.2%)と比べて27.8ポイント高くなりました。

また、今後(または今後も)利用したいと思う方法を聞いたところ、「働く(アルバイト、単発の仕事も含む)」(45.5%)が最も高くなり、「預貯金する」(31.4%)、「不用品を売る」(21.3%)、「投資する(株式投資、仮想通貨投資、実物投資、ポイント運用・ポイント投資など)」(20.7%)、「クレジットカード・ローンを利用する(奨学金含む)」(14.0%)が続きました。
学生区分別にみると、大学生等では「働く(アルバイト、単発の仕事も含む)」が52.8%と、高校生(40.7%)と比べて12.1ポイント高くなりました。

  • 「投資」については、そのメリット・デメリットを理解している割合は27.3%
夢や目標を実現するための費用の準備方法で、特徴(メリットやデメリット)を理解している方法を聞いたところ、「働く(アルバイト、単発の仕事も含む)」(48.2%)が最も高くなり、半数近くの人が理解していることがわかりました。
他方、「投資する(株式投資、仮想通貨投資、実物投資、ポイント運用・ポイント投資など)」(27.3%)は、昨年(20.2%)と比べ割合が増加しているものの、理解が不十分なまま行うと損失を被ったりトラブルになったりする危険があります。


  • 奨学金を返済するのは誰の役割と認識しているか? 「自分」62.8%、「親」13.4%、「親と自分の両方」22.8%
奨学金利用について質問しました。
全回答者(1,000名)に、奨学金を利用した場合、返済するのは誰の役割だと思うか聞いたところ、「自分」が62.8%と突出して高くなり、「親と自分の両方」が22.8%、「親(親族含む)」が13.4%と続きました。
学生区分別にみると、大学生等では「自分」が66.8%と、高校生(60.2%)と比べて6.6ポイント高くなりました。

  • 教育費に関する意識
    「自分の教育費負担について、親に申し訳ないと思う」72.1%、「お金の心配をせずに学校に通いたい」82.8%、
    「親の年収に関わらず、子どもは同じ教育を受けられるようにするべきだと思う」83.4%、
    「親の年収に関わらず、大学の授業料を無償化してほしい」81.1%、
    「国には子どもの教育のためにお金をもっと使ってほしい」86.7%
教育費に関する意識について質問しました。
全回答者(1,000名)に、教育費について、自身の気持ち・考えにどのくらいあてはまるか聞いたところ、<自分の教育費負担について、親に申し訳ないと思う>では「非常にそう思う」が28.6%、「どちらかといえばそう思う」が43.5%で合計した『そう思う(計)』は72.1%、「全くそう思わない」が11.5%、「どちらかといえばそう思わない」が16.4%で合計した『そう思わない(計)』は27.9%となりました。

<お金の心配をせずに学校に通いたい>では『そう思う(計)』は82.8%、『そう思わない(計)』は17.2%となりました。自身の進学にかかる費用について心配している人が多いのではないでしょうか。
『そう思う(計)』と回答した人の割合は、女性では86.4%と、男性(79.2%)と比べて7.2ポイント高くなりました。

<親の年収に関わらず、子どもは同じ教育を受けられるようにするべきだと思う>では『そう思う(計)』は83.4%、『そう思わない(計)』は16.6%、<親の年収に関わらず、大学の授業料を無償化してほしい>では『そう思う(計)』は81.1%、『そう思わない(計)』は18.9%となりました。
<親の年収に関わらず、子どもは同じ教育を受けられるようにするべきだと思う>で『そう思う(計)』と回答した人の割合と<親の年収に関わらず、大学の授業料を無償化してほしい>で『そう思う(計)』と回答した人の割合のいずれも、男性(順に78.4%、76.4%)と比べて女性(88.4%、85.8%)のほうが高くなりました。


<国には子どもの教育のためにお金をもっと使ってほしい>では『そう思う(計)』は86.7%、『そう思わない(計)』は13.3%となりました。大多数の人が子どもの教育費に投入する国費を増額してほしいと考えているようです。

【10代のお金の失敗・マネートラブル経験と金融リテラシー】
  • これまでに経験したことがある“お金”に関する失敗談・エピソード
    「遊びにお金を使いすぎた」「安くなっていたので必要のないものまで購入」「フリマアプリで不良品を購入」「サブスクを解約し忘れて無駄なお金を払った」「推し活で使いすぎた」「ネット通販で詐欺にあった」など
お金に関する失敗について質問しました。
全回答者(1,000名)に、これまでに経験したことがある“お金”に関する失敗談・エピソードを聞いたところ、「遊びにお金を使いすぎた」や「安くなっていたので必要のないものまで買ってしまった」、「フリマアプリで不良品を購入してしまった」、「サブスクを解約し忘れて無駄なお金を払った」、「推し活で使いすぎた」といった、お金の使い方に関する失敗談やエピソードが多く挙げられました。
また、「お金を友達に貸したら返ってこなかった」や「立て替えた分のお金を友達にうやむやにされた」、「友達にたくさん奢ったらお金がなくなった」といった友達との間で起きたお金の問題に関する回答、「クレジットカードの請求が思ったより多かった」や「支払おうと思ったら電子決済できない場所だった」、「QRコード決済と銀行を紐づけていたらすぐにお金がなくなった」といったキャッシュレス決済に関する回答、「ネットで欲しいものがあり購入したが偽物だった」や「ネット通販で詐欺にあってしまった」といった詐欺に関する回答がみられました。

  • 「詐欺などのトラブルの被害にあったことがある」10代の10人に1人
    経験した詐欺被害 1位「ワンクリック詐欺」2位「ネットオークション詐欺」3位「無料商法」
  • 「詐欺などのトラブルの被害にあいそうになったことがある」10代の4人に1人

次に、詐欺などのお金に関するトラブルについて質問しました。
全回答者(1,000名)に、これまでに、詐欺などのトラブルの被害にあったことがあるか聞いたところ、「あったことがある」は10.4%、「あったことはない」は89.6%となりました。
詐欺などのトラブルの被害にあったことがある人の割合は、男性では13.4%と、女性(7.4%)と比べて6.0ポイント高くなりました。


これまでに、詐欺などのトラブルの被害にあったことがある人(104名)に、被害にあったことがあるトラブルを聞いたところ、特定のページを閲覧しただけで“契約成立”を宣言されて一方的に金銭を要求・請求される「ワンクリック詐欺」(16.3%)が最も高くなりました。次いで高くなったのは、「ネットオークション詐欺」「無料商法」(いずれも15.4%)、「フィッシング詐欺」(14.4%)、「マルチ商法・ねずみ講」(10.6%)でした。


また、全回答者(1,000名)に、これまでに、詐欺などのトラブルの被害にあいそうになったことがあるか聞いたところ、「あいそうになったことがある」は24.8%、「あいそうになったことはない」は75.2%となりました。
詐欺などのトラブルの被害にあいそうになったことがある人の割合は、男性では28.0%と、女性(21.6%)と比べて6.4ポイント高くなりました。

これまでに、詐欺などのトラブルの被害にあいそうになったことがある人(248名)に、被害にあいそうになったことがあるトラブルを聞いたところ、「ワンクリック詐欺」(41.1%)が最も高くなり、「フィッシング詐欺」(25.8%)、「無料商法」(22.2%)、「マルチ商法・ねずみ講」(10.9%)、「ネットオークション詐欺」(10.5%)が続きました。

  • 保護者と話をしたことがある“お金や経済に関連する話題” 1位「お小遣い」2位「アルバイト代」3位「お金の稼ぎ方」
  • 保護者に聞きたい“お金や経済に関連する話題” 1位「お金の稼ぎ方」2位「家計管理」3位「保護者の収入」
保護者との、お金や経済に関する会話について質問しました。
全回答者(1,000名)に、保護者と話をしたことがある“お金や経済に関連する話題”を聞いたところ、「お小遣い」(49.2%)が最も高くなり、「アルバイト代」(34.5%)、「お金の稼ぎ方」(19.6%)、「教育ローン・奨学金」(19.5%)、「保護者の収入」(16.3%)が続きました。
学生区分別にみると、大学生等では「アルバイト代」が48.5%と、高校生(25.2%)と比べて20ポイント以上高くなりました。

また、保護者に聞きたい“お金や経済に関連する話題”を聞いたところ、「お金の稼ぎ方」(20.8%)が最も高くなりました。社会人として収入を得るための方法について、保護者の経験談を聞いたり、アドバイスをもらったりしたいと考える人が多いのではないでしょうか。次いで高くなったのは、「家計管理」(16.9%)、「保護者の収入」(12.2%)、「保険・リスク管理」(11.1%)、「お小遣い」(10.8%)でした。
学生区分別にみると、高校生では「お金の稼ぎ方」が22.8%、「お小遣い」が13.0%と、大学生等(順に17.8%、7.5%)と比べて5ポイント以上高くなりました。他方、大学生等では「家計管理」が20.0%と、高校生(14.8%)と比べて5ポイント以上高くなりました。

  • 「セミナーや学校の授業で“金融知識”を学んだことがない」10代の42.8%
  • 学校の授業で教えてほしいと思う“社会の中で生きるための知識”
    1位「ローン・クレジットの仕組み」2位「お金のトラブル」3位「保険・リスク管理」
続いて、金融教育について質問しました。
全回答者(1,000名)に、セミナーや学校の授業で学んだことがある“金融知識”を聞いたところ、「お金のトラブル」(35.2%)が最も高くなり、「ローン・クレジットの仕組み」(18.6%)、「決済方法(キャッシュレス決済手段と方法など)」(17.6%)、「生活設計(人生設計と人生に必要な資金の計画)」(16.9%)、「保険・リスク管理(事故・災害・病気などへの備え)」(14.6%)が続きました。また、学んだことがない人の割合(「特になし」を回答した人の割合)は42.8%でした。
学生区分別にみると、大学生等では「ローン・クレジットの仕組み」が23.0%、「キャリア形成(キャリア形成に必要な力や態度など)」19.3%と、高校生(順に15.7%、10.0%)と比べて5ポイント以上高くなりました。

学校の授業で教えてほしいと思う“社会の中で生きるための知識”を聞いたところ、「ローン・クレジットの仕組み」(31.8%)が最も高くなり、「お金のトラブル」(29.9%)、「保険・リスク管理(事故・災害・病気などへの備え)」(29.3%)、「生活設計(人生設計と人生に必要な資金の計画)」(29.1%)、「資産形成・資産運用」(28.7%)が続きました。
学生区分別にみると、大学生等では「資産形成・資産運用」(35.0%)が最も高くなりました。

  • どのようなところから金融トラブルを回避するための情報を得ている? TOP2は「学校の授業・セミナー」「SNS」
最後に、全回答者(1,000名)に、どのようなところから金融トラブルを回避するための情報を得ているか聞いたところ、「学校の授業・セミナー」(34.2%)と「SNS」(34.0%)が高くなり、「家族・友人」(25.8%)、「テレビ番組・ラジオ番組」(21.4%)、「インターネットニュース」(19.5%)が続きました。
「SNS」(男性31.4%、女性36.6%)と「家族・友人」(男性23.0%、女性28.6%)は男性と比べて女性のほうが5ポイント以上高くなり、「インターネットニュース」(男性23.2%、女性15.8%)は女性と比べて男性のほうが5ポイント以上高くなりました。

■調査概要■
調査タイトル:10代の金銭感覚についての意識調査2024
調査対象:ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする   15歳~19歳の学生
調査期間:2024年7月12日~16日
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
有効回答数:1,000サンプル
調査協力会社:ネットエイジア株式会社


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