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スカパーJSAT調べ 「勤務先周辺のハザードマップを見たことがある」ビジネスパーソンの35%

9月1日は「防災の日」 防災に関する調査2024

スカパーJSAT株式会社

スカパーJSAT株式会社が展開する宇宙事業では、宇宙から海洋まであらゆる空間をビジネスフィールドとし、有料多チャンネル放送の「スカパー! 」をはじめ、航空機の機内Wi-Fiや船舶に向けたインターネット回線、携帯電話のバックホール回線など様々な衛星通信サービスを展開、衛星データを用いた減災・防災サービスや災害時のバックアップ回線を提供しています。
この度、スカパーJSAT株式会社は、9月1日の「防災の日」に合わせ、全国の男女が防災(災害予防)に対しどのような意識を持っているのかを把握するため、全国の15歳~69歳の男女1,000名を対象に、2024年7月2日(火)~7月3日(水)の2日間で、「防災に関する調査」をインターネットで実施いたしました。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)


[調査結果]

≪自然災害に関する意識≫

  • これまでに不安を感じたことがある自然災害TOP3 「地震」「台風」「豪雨」
    北陸・甲信越では「地震」が78%、東海では全体的に回答割合が低い傾向
全国の15歳~69歳の男女1,000名(全回答者)に、自然災害に関する意識について質問しました。
まず、全回答者(1,000名)に、これまでに不安を感じたことがある自然災害を聞いたところ、「地震」(65.0%)が最も高くなり、「台風」(40.5%)、「豪雨」(31.0%)、「津波」(15.9%)、「洪水」(15.4%)と続きました。
居住エリア別にみると、九州・沖縄では「台風」(51.6%)、北陸・甲信越では「地震」(78.3%)と「豪雨」(42.0%)、「豪雪」(44.9%)が他のエリアと比べて特に高くなりました。また、東海ではそれぞれの項目の中で4位から7位のいずれかにとどまっており、回答割合も他のエリアと比べて全体的に低くなる傾向がみられました。富士山の噴火や南海トラフ地震の発生などの自然災害が危惧されていますが、不安を感じた経験があるという人は他のエリアと比べて多くないようです。

≪防災関連の認知状況≫
  • 9月1日は“防災の日” 認知率は60%
全回答者(1,000名)に、9月1日が“防災の日”ということを知っていたか聞いたところ、「知っていた」は59.7%、「知らなかった」は40.3%となりました。防災の日は「政府、地方公共団体など関係諸機関はもとより、広く国民の一人一人が台風、高潮、津波、地震などの災害について、認識を深め、これに対処する心がまえを準備しよう」という目的で制定されました。防災の日を契機に、あらためて災害について意識する人が多いのではないでしょうか。
男女・年代別にみると、知っていた人の割合は、60代男性(84.3%)が最も高くなりました。

前回の調査結果(※)と比較すると、知っていた人の割合は、10代男性では前回調査55.4%→今回調査62.7%と、7.3ポイント上昇しました。
※スカパーJSAT株式会社『防災に関する調査2022』(2022年8月25日発表)

  • 「自宅周辺のハザードマップを見たことがある」66%、60代では83%
  • 「自宅の最寄りの避難場所を知っている」69%、60代では81%
次に、ハザードマップや避難場所について質問しました。
全回答者(1,000名)に、自宅周辺のハザードマップを見たことがあるか聞いたところ、「見たことがある」は66.0%、「見たことはない」は34.0%となりました。ハザードマップとは、被災想定区域や避難場所・避難経路といった防災関係施設の位置などを表示した地図です。ハザードマップを見て、自宅のある地域の災害リスクを調べたり、自宅近くの避難場所や避難経路を確認したりした人が多いようです。
年代別にみると、見たことがある人の割合は、上の年代で高くなる傾向がみられ、60代では82.5%でした。

自宅の最寄りの避難場所を知っているか聞いたところ、「知っている」は69.1%、「知らない」は30.9%となりました。
年代別にみると、知っている人の割合は、60代(80.7%)が最も高くなり、10代(77.7%)、50代(76.5%)が続きました。

  • 「勤務先周辺のハザードマップを見たことがある」ビジネスパーソンの35%
  • 「勤務先の最寄りの避難場所を知っている」ビジネスパーソンの38%
続いて、有職者(628名)に、勤務先周辺のハザードマップを見たことがあるか聞いたところ、「見たことがある」は34.7%、「見たことはない」は65.3%と、見たことがない人が多数となりました。
年代別にみると、見たことがある人の割合は、50代(40.0%)が最も高くなりました。

勤務先の最寄りの避難場所を知っているか聞いたところ、「知っている」は37.6%、「知らない」は62.4%となりました。勤務先で被災した際にどこに避難したらよいか、認知していないという人が多数を占めました。
年代別にみると、知っている人の割合は、50代(42.4%)が最も高くなりました。

  • 土砂斜面・河川堤防・道路などをモニタリングし災害リスクを可視化することに人工衛星が活用されていることの認知率は18%、
    大規模災害における被災状況の把握に人工衛星が活用されていることの認知率は21%
全回答者(1,000名)に、防災目的の人工衛星の活用に関する内容を提示し、知っていたか質問しました。
≪土砂斜面・河川堤防・道路などをモニタリングし災害リスクを可視化することに人工衛星が活用されていること≫については、「知っていた」が17.8%、「知らなかった」が82.2%となりました。
また、≪大規模災害における被災状況の把握に人工衛星が活用されていること≫については、「知っていた」が21.2%、「知らなかった」が78.8%でした。
防災のための社会インフラのモニタリングや被災状況把握に人工衛星のデータが活用されていることを、大多数の人が認知していないようです。

≪防災に関する意識≫
  • 自宅で緊急地震速報が鳴った際、最初にどのような行動を取る? 1位「机・テーブルの下に避難」
    学校教育の賜物? 10代の38%が「机・テーブルの下に避難」と回答、一方で20代の21%が「特になし」と回答
気象庁では、地震の発生直後に各地での強い揺れの到達時刻や震度などを予想し“緊急地震速報”を発表しています。緊急地震速報の発表から実際に強い揺れが到達するまでの時間は数秒から数十秒程度ですが、この間にどのような行動を取っている人が多いのでしょうか。

全回答者(1,000名)に、自宅で緊急地震速報が鳴った際、最初にどのような行動を取るか聞いたところ、「机・テーブルの下に避難する」(16.4%)が最も高くなり、次いで、「スマホで情報を確認する」(16.1%)、「家族に声を掛ける」(14.2%)、「テレビで情報を確認する」(11.6%)、「ドアや窓を開ける」(9.0%)となりました。
屋内で緊急地震速報を見聞きしたときは、何よりも身の安全を確保するために、頭を保護し、机やテーブルの下など安全な場所に避難することが大切です。あわてて外に飛び出したり、無理に火を消しに行ったりするのは危険です。
年代別にみると、10代では「机・テーブルの下に避難する」(38.0%)が、全体と比べて10ポイント以上高くなりました。防災訓練や避難訓練など防災に関する学校での取り組みが、いざというときに避難行動を取れるような対応力の向上につながっているのではないでしょうか。また、10代から40代では「スマホで情報を確認する」(10代16.3%、20代15.7%、30代18.5%、40代19.0%)がTOP2に挙がった一方、50代以上では「テレビで情報を確認する」(50代17.5%、60代18.1%)が1位となっており、上の年代とそれ以外で情報の取り方に異なる傾向がみられたほか、「特になし」が最も高くなったのは20代(20.5%)、最も低くなったのは60代(8.4%)と、年代により防災に対する意識に差があることをうかがえる結果となりました。

  • “災害に遭わないための対策”の自己評価(平均)は100点満点中51点
  • “被災後の生活に対する備え”の自己評価(平均)は100点満点中42点
全回答者(1,000名)に、自身の【災害に遭わないための対策(危険な場所には近づかない、気象情報・避難情報に気を配る、早めに避難をするなど)】と【被災後の生活に対する備え(食料・飲料・生活必需品などの備蓄など)】に点数をつけるとしたら何点(満点は100点)になると思うか、防災の自己評価を聞きました。

【災害に遭わないための対策】の評価をみると、平均点は全体では51.0点となりました。居住エリア別では九州・沖縄(52.9点)が最も高くなり、中国・四国(47.4点)が最も低くなりました。
前回の調査結果と比較すると、九州・沖縄では前回調査48.0点→今回調査52.9点と、4.9点上昇しました。

また、【被災後の生活に対する備え】の評価をみると、平均点は全体では42.2点となりました。居住エリア別では近畿(43.5点)が最も高く、東海と中国・四国(いずれも39.8点)が最も低くなりました。
前回の調査結果と比較すると、北陸・甲信越では前回調査35.7点→今回調査43.2点と、7.5点上昇しました。

  • 防災意識を高めるために必要だと思うこと 1位「防災グッズを購入する」、男性の1位は「ハザードマップを見る」
全回答者(1,000名)に、防災意識を高めるためには、どのようなことが必要だと思うか聞いたところ、「防災グッズを購入する」(52.2%)が最も高くなりました。次いで高くなったのは、「ハザードマップを見る」(51.8%)、「自然災害の被害想定を知る」(31.6%)、「防災ガイドブックを読む」(29.9%)、「防災訓練に参加する」(29.3%)でした。
男女別にみると、男性の1位は「ハザードマップを見る」(49.0%)でした。ハザードマップを確認して、居住地周辺の災害リスクを確認しておくことで、災害に対する準備ができると考える男性が多いようです。
年代別にみると、60代では「ハザードマップを見る」(59.0%)、「自然災害の被害想定を知る」(36.7%)、「防災訓練に参加する」(37.3%)、「防災講習会に参加する」(21.7%)が、全体と比べて5ポイント以上高くなりました。また、20代では「特になし」が27.7%と、他の年代と比べて突出して高くなりました。

  • 大規模災害に備えて自宅に用意しておくべきだと思うもの 1位「懐中電灯」2位「モバイルバッテリー」3位「現金」
    女性では「衛生用品」が3位に
全回答者(1,000名)に、大規模災害に備えて自宅に用意しておくべきだと思うものとして優先度が高いもの(3つまで)を聞いたところ、「懐中電灯」(30.5%)が最も高くなりました。停電や夜間の避難などの際に不可欠となる懐中電灯を挙げる人が多い結果となりました。次いで高くなったのは、「スマートフォン用モバイルバッテリー」(30.1%)、「現金」(25.1%)、「衛生用品(歯ブラシ・トイレットペーパー・生理用品など)」(24.7%)、「非常用トイレ」(21.8%)でした。
男女別にみると、男性では1位「懐中電灯」(28.8%)、2位「現金」(25.8%)、3位「スマートフォン用モバイルバッテリー(24.2%)、女性では1位「スマートフォン用モバイルバッテリー」(36.0%)、2位「懐中電灯」(32.2%)、3位「衛生用品(歯ブラシ・トイレットペーパー・生理用品など)」(30.4%)となりました。
年代別にみると、10代では「スマートフォン用モバイルバッテリー」(31.3%)と「現金」(26.5%)、20代から40代では「スマートフォン用モバイルバッテリー」(20代28.9%、30代33.3%、40代27.4%)と「衛生用品(歯ブラシ・トイレットペーパー・生理用品など)」(20代27.7%、30代31.0%、40代26.8%)、50代では「懐中電灯」(32.5%)と「スマートフォン用モバイルバッテリー」(31.9%)、60代では「懐中電灯」(54.8%)と「ラジオ」(33.1%)がそれぞれTOP2でした。

  • 防災グッズに掛けている金額 3人に1人が「1,000円未満」
全回答者(1,000名)に、防災グッズに掛けている金額を聞いたところ、1,000円未満(35.8%)に多くの回答が集まったほか、「1,000円~3,000円未満」(16.1%)、「3,000円~5,000円未満」(16.0%)、「5,000円~10,000円未満」(15.8%)にも回答が集まり、平均は6,054円となりました。

男女別に平均をみると、男性7,043円、女性5,064円と、男性のほうが1,979円高くなりました。
また、年代別に平均をみると、40代(6,476円)が最も高くなり、60代(6,437円)、10代(6,196円)が続きました。

  • 大規模災害被災時に、国や自治体に優先的に確保してもらいたいと思うもの
    1位「食料品・飲用水」2位「トイレ・入浴環境」3位「避難場所」
全回答者(1,000名)に、大規模災害被災時に、国や自治体に優先的に確保してもらいたいと思うもの(3つまで)を聞いたところ、「食料品・飲用水」(58.0%)と「トイレ・入浴環境」(50.0%)が特に高くなりました。生きていくのに不可欠な水や食料、衛生的に過ごすためトイレや入浴施設を、国や自治体の主導で準備してもらいたいと考える人が多いようです。次いで高くなったのは、「避難場所」(28.1%)、「電力・ガス」(27.1%)、「通信サービス」(18.0%)でした。
男女別にみると、「トイレ・入浴環境」(男性43.6%、女性56.4%)は、男性と比べて女性のほうが12.8ポイント高くなりました。
年代別にみると、60代では「食料品・飲用水」(68.1%)と「避難場所」(40.4%)が、全体と比べて10ポイント以上高くなりました。

  • 「“地震雲”を信じている」50%、10代では56%
大きな地震の前に特異な形の雲が現れ、地震の前兆を示す“地震雲”として話題になることがあります。現時点では、地震と雲とを関連付ける科学的な説明はなされていません。
全回答者(1,000名)に“地震雲”を信じているか聞いたところ、「非常に信じている」が8.2%、「どちらかといえば信じている」が41.7%で、合計した『信じている(計)』は49.9%、「全く信じていない」が17.6%、「どちらかといえば信じていない」が32.5%で、合計した『信じていない(計)』は50.1%と、両者が拮抗する結果となりました。
年代別にみると、『信じている(計)』と回答した人の割合は、10代(56.0%)が最も高くなりました。

≪防災×有名人・アニメキャラ≫
  • 災害時に頼りになりそうな芸能人 1位「サンドウィッチマン」2位「あばれる君」3位「江頭2:50」
全回答者(1,000名)に、災害時に頼りになるイメージの有名人・アニメキャラを聞きました。
【災害時に頼りになりそうな芸能人】では1位「サンドウィッチマン」、2位「あばれる君」、3位「江頭2:50」となりました。
選んだ理由をみると、1位の「サンドウィッチマン」では「東日本大震災の被災者支援に積極的だから」「実際に災害に遭っているから」「被災者に元気をくれそうだから」、2位の「あばれる君」では「サバイバルの知識が豊富だから」「無人島で一通りのことはできるから」「元気になりそうだから」、3位の「江頭2:50」では「東日本大震災のとき支援していたから」「真っ先に支援物資を自分で届けていたから」といった回答がみられました。
前回の調査結果と比較すると、前回の調査では回答が挙がらなかった「やす子」と「紗栄子」が、今回調査ではそれぞれ6位、9位となりました。


  • 災害時に頼りになりそうなアスリート 1位「大谷翔平」2位「羽生結弦」3位「石川祐希」
【災害時に頼りになりそうなアスリート】では1位「大谷翔平」、2位「羽生結弦」、3位「石川祐希」となりました。
選んだ理由をみると、1位の「大谷翔平」では「みんなを元気づけてくれそうだから」「学校やスポーツ施設の復興に協力してくれそうだから」「発信力があり、寄付行為に意識が高いから」、2位の「羽生結弦」では「東日本大震災を経験したから」「誠実なイメージがあるから」「東日本大震災のときのことをよく考えているから」、3位の「石川祐希」では「いざというときに守ってくれそうだから」「みんなを安心させてくれそうだから」といった回答がみられました。
前回の調査結果と比較すると、前回調査で10位圏外(12位)だった「石川祐希」が、今回調査では大幅上昇し3位となりました。


  • 災害時に頼りになりそうなアニメキャラ
    「ドラえもん」がダントツ、「竈門炭治郎」「五条悟」「ちいかわ」がTOP10入り
【災害時に頼りになりそうなアニメのキャラクター】では1位「ドラえもん(ドラえもん)」、2位「アンパンマン(それいけ!アンパンマン)」、3位「孫悟空(ドラゴンボール)」となりました。
選んだ理由をみると、1位の「ドラえもん(ドラえもん)」では「秘密道具で助けてくれそうだから」「子どもを癒してくれそうだから」「道具の力で災害をなくしてくれそうだから」、2位の「アンパンマン(それいけ!アンパンマン)」では「勇気を与えてくれそうだから」「パンを分け与えてくれるから」「正義のヒーローだから」、3位の「孫悟空(ドラゴンボール)」では「パワーがすごいから」「元気をもらえそうだから」といった回答がみられました。
前回の調査結果と比較すると、前回調査では回答が挙がらなかった「ちいかわ(ちいかわ)」が、今回調査では10位となりました。


  • 長年災害支援を続けていると思う芸能人 1位「サンドウィッチマン」2位「杉良太郎」3位「江頭2:50」
最後に、全回答者(1,000名)に、長年災害支援を続けていると思う芸能人を聞いたところ、1位「サンドウィッチマン」、2位「杉良太郎」、3位「江頭2:50」となりました。東日本大震災の発生直後に義援金を受け付ける口座を開設し現在も寄付を続けているほか、支援物資の提供、チャリティーライブの開催などさまざまな支援活動を行っている「サンドウィッチマン」を思い浮かべる人が多いようです。
女性芸能人についてみると、1位「紗栄子」、2位「黒柳徹子」、3位「デヴィ・スカルノ」となりました。国内外の被災地への寄付など、積極的に支援活動を行っている「紗栄子」を挙げる人が多い結果となりました。

 ■調査概要■
調査タイトル:防災に関する調査2024
調査地域:全国
調査対象:ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする15歳から69歳の男女
調査期間:2024年7月2日(火)~7月3日(水)の2日間
調査方法:インターネット調査
有効回答数:1,000サンプル
実施機関:ネットエイジア株式会社


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